ピンハネ、搾取が横行する世の中へ 箴言22:22-23

『22:22 貧しい者からかすめ取るな。彼が貧しいからといって。苦しむ者を門のところで踏みにじるな。
22:23 【主】が彼らの訴えを取り上げ、彼らから奪う者のいのちを、奪われるからだ。 箴言22:22-23新改訳2017』

でも、世の中のお金の流れは複雑です。それは、マジックのようで、損をしているようで、どこかで利益を得ているので、事業が継続できているのです。

経営者のスゴさは、従業員を様々な雇用形態で、抱えながら、結果的に利益を出している点です。

日本においても、派遣社員の比率が増えてきました。

末端の派遣社員は、時間給で雇用されている人が多くいます。でも、人材派遣会社は、クライエントからそれ以上の時間単価を得ています。これは、違法でも何でもありません。合法的な契約に基づいての経済活動です。

しかし、世の中には、ブラックな経営者もかなり存在するようで、クライエントから得たほとんどを独り占めしているケースもあるようです。もちろん、人材がコロコロ変わるだけで維持できることもあるようですが、人材が集まらなくなると、事業継続できなくなると言う訳です。

一般的には、ピンハネや搾取と言われる行為です。

経済的な労働の現場だけではなく、地域活動や家庭でも、起こり得る状況ですね。

「貧すれば鈍する」などとも言われますが、「貧乏になると性質や頭の働きまでも鈍くなる」というよく使われる言い回しです。

貧しくなっていくと、経済的なゆとりだけではなく、精神的なゆとりさえ失い、冷静な判断力が発揮できなくなると言います。

冒頭の箴言は、その貧しい者に対する態度への警告です。

そのような「貧しい者からかすめ取るな」と言うものです。

もちろん、適正な手数料は経済活動には必要な分類です。

しかし、「この線引きが悩みどころ」という人も少なくないはずです。

他で、「ゆとりがあるから、これくらいはいいか?」という事も多々あるからです。

何でもかんでもタダというのは、解決策を遠ざけるときもあるので要注意です。

でも、貧しい者を喰いものにしてはいけないという警告です。

何をもって、貧しいと定義するのかも課題はあります。

気を付けなければならないのは、人として対等に接すること、思いやりを置き去りにしないこと、相手のプライドを傷つけないことなどです。

経済的に貧しくても、心が豊かな人もいます。

表面だけで、判断することなく、内面を感じ取っていきたいものです。

わかりやすい聖書ガイド
ヨハネの黙示録スタディノートブック
Amazon Kindle版 ペーパーバック版好評発売中

未分類

Posted by dblacks