持てる者のノウハウ 箴言18:15
『18:15 悟りのある者の心は知識を得、知恵のある者の耳は知識を求める。 箴言18:15新改訳2017』
人生のテーマの一つは、「何を求めて生きるのか?」です。
これは、自分が無意識で焦点を当てている所です。
その焦点とは、目に見えているスポットとは限りません。
背景には、自分の欲求が影響していると考えています。
単に自分が、欲しいものではなく、自分の気持ちを充足させてくれる期待感が作用して、欲求を発動するのでしょう。
つまり、自分が憧れるイメージを具体化させるために、装飾を試みようとするケースが多いです。
その対象は、高級車だったり、ブランドものだったりするのです。
また、ストレートなケースなら「おカネ」です。
しかし、それらがターゲットになり、ゴールになるなら、それにたどり着かなくても、それにたどり着いても、虚しい気持ちになるようです。
その領域にたどり着いた一人が、ソロモン王です。
彼は、ダビデ王から引き継いだ遺産や事業を味わいました。その結果は、「空」という心境だったのです。
人間は、生きていく上で、経済的な手段が必要です。
その規模は、一人一人違います。でも、自分で選べるのです。
自分の充足ポイントをどこに置くのかを考えるために大切なテーマがあるのです。
それが、冒頭の箴言に示されています。
それは「知識」です。これは、単に情報を意味する知識ではなく、それを生かす能力だと私は理解しています。
自分を知り、自分自身を受容すること、自分の等身大に必要な知識に焦点を当てるイメージを持つのです。
そのために、「悟りある心」と「知恵のある耳」という絶妙な表現がなされています。
手元に資金がない人は、多くの富を持てる人を羨みます。
でも、持てる人がその富を維持し、拡大する知識を日々アップデートしているというポイントには無関心です。
それらを維持することは、知識を整理し、マネージメントしていくノウハウや決断が必要だと聞きます。
それよりも先に、スケールの大小に目を奪われることなく、等身大の自分の中にある宝に焦点を合わせると、人生にとって有益な方向転換ができる可能性が膨らむのではないでしょうか?
一番、身近に居る自分の中にこそ、そのチャンスがあるのですね。
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