舌が支配する世界 箴言18:20-21
『18:20 人はその口の結ぶ実によって腹を満たし、その唇の収穫で満ち足りる。
18:21 死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べる。 箴言18:20-21新改訳2017』
「いのちことば」と「道具ことば」という表現があります。
「いのちことば」は、相手に寄り添い、お互いが潤う声かけです。これが、うまく駆使できれば、円満な関係性を育むことができます。
一方、「道具ことば」は、自分を優位にし、相手を支配しようとする声かけです。立場的に、親子のような優劣がハッキリしている関係性でも、「道具ことば」には、不快感がついて回ります。近年、これによるトラブルが急増しています。
「天国言葉」や「地獄言葉」は、斉藤一人さんが、よく使う言葉です。
「天国言葉」とは、「愛してます」「ついてる」「うれしい」「楽しい」「感謝してます」「しあわせ」「ありがとう」「ゆるします」の8つの言葉です。
「地獄言葉」は、「恐れている」「ついていない」「不平・不満」「愚痴・泣き言」「悪口・文句」「心配ごと」「ゆるせない」などの負の感情がつまった言葉です。
人間は、ことばを使ってコミュニケーションをとるのが基本です。そのためには、「舌」が不可欠です。
舌は、心に繋がっているようです。
人間は、時には、自分の本音を覆い隠すように「心にもないことを口」にします。でも、冷静さを欠くと即座に「いつも思っていること」を口走るのです。
しかし、その振る舞いが、生死を分けることがあると冒頭の箴言は諭します。
人間の人生の課題は「本音」と「建前」を適切に使い分けることです。
嘘ばかりついていると親に認定されると「閻魔大王に舌を抜かれる」などと、牽制されたという人もいると思います。
そうならないために、等身大の自分を確認する時を持つ習慣化も大切だと私は考えています。
また、自分の心の状態、マインドの整理整頓も大切ですね。
そうすることで、心のユトリができるのではないでしょうか?
何かのコミュニケーションをとるときに、何を共有したいかを明確にしておくことによって、不用意な発言をしなくてもすむことになるのです。
少し、控えめなコミュニケーションが、予想外に良好な結果に繋がったという経験もあります。
人生においての収穫は何なのか?を有難く味わいたいですね。
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