資本は労働を搾取する カール・マルクス
『資本は死せる労働である。それは吸血鬼のごとく生きた労働を搾取することによってのみ生きる。そして資本が生きれば生きるほど資本はそれだけ労働を搾取する。 カール・マルクス』
会社は誰のもの?
いつの時代にも、問われているテーマですね。
近年は、会社は資本を出している人のものという考え方が支配的です。
そして、少しでも、利益を計上し、または、余剰金も配当するようにプレッシャーをかけているように見えます。
そもそも、貧富の差が生まれる構造はシンプルです。
それは、伝統的に、そして、日常的に行われてきました。
ある現場の管理者に依頼された派遣会社は、提示された条件に見合う人材をスカウトし、その現場に派遣します。もちろん、受け取る金額よりも、少ない払い出しで、結構な利益を含んでいるので、その流れが上手く行けば、大きな利益に繋がるのです。
所謂、中抜きですね。
そこに送り込まれる人たちは、日雇いの人も多く、生活にユトリが出るような保証は無いのです。
もし、ケガでもしたら、仕事さえできなくなり、経済的にも困窮することでしょう。
このような、派遣システムは、日本でも、かなりのウエイトになってきました。
順調に継続していても、現場が落ち着けば、人員の削減などの整理があり、あるはずの仕事もなくなったりするのです。
せめて、何かあっても、次の仕事まで食いつなげるような蓄えができれば良いのですが、現実的には、蓄えをする習慣がある人が少ないようです。
一方、派遣会社側は、30%と仮定して中抜きしても、人数分が、手数料として入る計算です。
この人数を最大化すれば、スゴイ巨額になるのです。
資本は、経費がかかる正社員を敬遠し、使い捨てに近い派遣労働者を好みます。そうすることにより、利益を最大化に見せられるからです。
「今だけ、金だけ、自分だけ」の精神が浮かび上がります。
そこには、企業としてのサービスの安定性、安全性、技術を継承する事への意識は、かなり希薄と感じます。
社会の安定化のためには、そこそこの経済基盤を分かち合える経済基盤の整備が必要だと考えます。
カール・マルクス(ドイツ語: Karl Marx、英語: Karl Marx FRSA[注釈 2]、1818年5月5日 – 1883年3月14日)は、プロイセン王国時代のドイツの哲学者、経済学者、革命家。社会主義および労働運動に強い影響を与えた。1845年にプロイセン国籍を離脱しており、以降は無国籍者であった。1849年(31歳)の渡英以降はイギリスを拠点として活動した。
フリードリヒ・エンゲルスの協力のもと、包括的な世界観および革命思想として科学的社会主義(マルクス主義)を打ちたて、資本主義の高度な発展により社会主義・共産主義社会が到来する必然性を説いた。ライフワークとしていた資本主義社会の研究は『資本論』に結実し、その理論に依拠した経済学体系はマルクス経済学と呼ばれ、20世紀以降の国際政治や思想に多大な影響を与えた。
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