若い獅子にご用心 箴言20:2
『20:2 王の恐ろしさは若い獅子がうなるよう。彼を怒らせる者は、代償としていのちを失う。 箴言20:2新改訳2017』
王様は絶大な権力を持っています。
しかし、それを平和的に用いるためには、知恵が求められます。
人間が人間を治めるには、安易ですが、恐怖を抱かせることが近道という世の中です。
この地球で、繰り広げられてきた歴史は、人間の浅知恵を露見した悲しいものが目立ちます。
平和的に、民が王に対して、畏敬の念で仕えるなど、かなりレアなケースだと思います。
王は、権力、財力、兵力などを誇っています。
一方、丸腰で、いのちと引き換えに、理不尽に立ち向かうのが庶民なのかも知れません。
「若い獅子」は、チャレンジャーの立場ですから、手段を選ばず、相手に猶予を与えないで、いのちをいとも簡単に奪ってしまうこともあるという箴言です。
血気盛んな世代は、戦術や、交渉術も未発達です。
また、導火線も短く、沸点も低めの設定なのですね。
「怒らせる」とは、的外れか、本質に触れてしまった事などが考えられます。
人間には、さまざまな地雷があると言われています。
瞬間湯沸かし器のように、すぐに怒りが爆発するタイプは、この地雷が敏感に反応していることが考えられます。
若ければ、余計に、舐められてはいけないなどと、気負いますから、その傾向は強く出るのではないでしょうか?
この箴言からの教訓は、「怒り」の内容を知ることです。
そして、「地雷」が作動しない刺激を探る事です。
最良の方向性は、両者が共存できる道です。
しかし、これが一番難しい可能性もあります。
でも、「いのち」を失わないために、最大限の配慮を追求したいですね。
聖書には、千年王国における統治は、平和だと記されています。
それは、そのスタートの時点で、【主】に対する信仰者たちが招き入れられるからです。
肉体的生命の子孫は増え続けますので、その中から不信仰なものは100歳で死にます。千年王国の尾張に【主】に対する信仰を試される時までは、有史以来の平和な時になるようです。
この箴言を味わいながら、ロマ書8:31-32を合わせてご参照ください。
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