信用は積み重ね 本田宗一郎
『信用というものは一つできると、信用の上にまた信用がどんどん積み重なっていって、雪だるま式に大きくなるものである。だから信用という階段を上がるだけで、カネはあとからついてくる。『俺の考え』(新潮社) 本田宗一郎』
人生は、積み重ねという、ホンダ創業者の本田宗一郎氏の金言です。
最近、過去の講演動画の切り抜きが、目につくことが多いので、彼の肉声を聞きながら、人を引きつける魅力を感じています。
彼は、思いついたら即行動をしていたタイプです。
しかし、最大の苦手は「集金」だったと言います。
ある時、藤沢さんに出会い、自分が苦手としていた「集金」を引きうけてくれたことで、人生が好転したと語っていたインタビュー動画もありました。
これらの情報は、本で読んでいたものの、実際に肉声で聴くと、その温度感も伝わってくるので、インパクトが違うと感じました。
そこで、このフレーズを見かけて、採用したという訳です。
本田宗一郎は、技術力を磨きながら、それを積み上げて実績にしながら、気が付いたら世界のホンダになっていたという流れです。
しかし、信用は積み重ねようとしても、スンナリとはいかないものです。
積んでは崩れ、積んでは崩れを繰り返すのです。
そのうち、あきらめムードになり、信用を積み上げることを放り出してしまうこともあります。
何によって、何のために、信用を積み上げるかに焦点を合わせる必要がありますね。
人間関係でも、相手の関心を引くとか、気に入られたいという意識が強いと、結果が逆方法に行くケースもあります。
それは、本末転倒のアプローチだからです。
基本は、自分の足で立つこと、自分を安定させるのが先です。そして、相手にゴマをするのではなく、相手を観察しながら、自分とのマッチングを考えていく必要があるのです。
それは、お互いに良い方向性がイメージできなければ、その先の発展は望めません。
お互いのフトコロを狙うという犯罪的な動機はもっての外です。
自分が信用してもらえる存在である事はもちろん、相手の信用度を観察しながら、お互いの信頼関係を積み重ねていくのです。
生活環境も違えば、生育環境も違う二人が、重なる部分がある方が奇跡なのかも知れません。それを見出すか? それとも、お互いに作り出すかの共同作業でもあるのですね。
本田宗一郎氏は、バイクや自動車を通じて、ユーザーに対しての信用を手に入れたのです。
それとは、また違う環境でのそれぞれのチャレンジですね。
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