石打ちにされるパウロ 使徒の働き14:19

『14:19 ところが、アンティオキアとイコニオンからユダヤ人たちがやって来て、群衆を抱き込み、パウロを石打ちにした。彼らはパウロが死んだものと思って、町の外に引きずり出した。 使徒の働き14:19新改訳2017』

パウロとバルナバの一行は、崇拝されようとするほど、賞賛を受けました。

そして、それを避けるために必死の思いで、群衆をなだめたのです。

でも、その直後、事態は急変しました。

パウロを石打ちにするために、ユダヤ人たちが、はるばるアンテオケとイコニオムからやってきたのです。

そもそも、ルステラは、ピシデヤのアンテオケから約160キロ離れた小さな町で、ローマの植民都市でもありました。

そこまでして、パウロを石打ちにしたいと思うほどの怒りが、彼らを突き動かしていました。

彼らの怒りの火に油を注ぎ続けている存在は想像できます。

ユダヤ人は、群衆を抱き込んで煽動することに長けているのですね。

石打ちは、「ユダヤ人の刑」です。ですから、この首謀者は、ユダヤ人です。

パウロは、最初の殉教者であるステパノの石打ちの現場にいて、上着の番をしていました。

その時、パウロは、首謀者の側にいたのです。

今度は、そのパウロがターゲットになったのです。

石打ちされたパウロは、まさに瀕死の状態でした。

「彼らはパウロが死んだものと思って、町の外に引きずり出した。」

その様に思うほど、いのちの淵に立たされていたのです。

パウロは、これらを含む体験を書簡の中で記録しています。

『11:25 ローマ人にむちで打たれたことが三度、石で打たれたことが一度、難船したことが三度、一昼夜、海上を漂ったこともあります。 2コリ11:25新改訳2017』

『3:11 また、アンティオキア、イコニオン、リステラで私に降りかかった迫害や苦難に、よくついて来てくれました。私はそのような迫害に耐えました。そして、主はそのすべてから私を救い出してくださいました。 2テモテ3:11新改訳2017』

さらに、これらの経験は、「キリストのゆえに受けた傷」という認識を示しています。

『6:17 これからは、だれも私を煩わせないようにしてください。私は、この身にイエスの焼き印を帯びているのですから。 ガラテヤ6:17新改訳2017』

信仰者の行く道は、成功街道、巨万の富を得て富豪になるというものとは限りません。使徒の働きを見ると、究極の使命を果たした信仰者の姿を見せられる思いがします。自分には、見えない将来を【主】に向かって真っ直ぐに歩んで行きたいですね。

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