恥を忍んで聞くことの大切さ 日本のことわざ
『◇聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥 (日本のことわざ)
自分が知らないことを「知らない」と言うのは恥ずかしいもの。しかし、恥ずかしいからといって知らないことを聞かないでいると、一生知らないままとなり、その恥は一生続く大きなものとなる。一時は恥ずかしい思いをしても、知らないことは聞くように心がけた方がよい、ということ。知らないことは恥ずかしいことではない。知ったかぶりをして、きちんと知ろうとせずに通り過ぎてしまうことの方が恥ずかしいのだ。類語に「問うは一旦の恥、問わぬは末代の恥」というものもある。意味は全く同じ。』
「知らない事は教えてもらう」というのが、人生の中において正解なのでしょうね。
でも、きき方が悪いと、教えてもらえなかったりするので、その辺りのコミュニケーションや態度にも気を付けたいと考えています。
傾聴的な関わりを積み重ねていくと、「質問力」が鍛えられていきます。
そのような質問を投げかけると、話しやすいかという、表面には見えないコミュニケーションがあるのです。
これは、相手との関係性によっても、違いがあります。同じ人でも、タイミングが悪いと上手くいかないこともあります。
世の中、知らないことだらけです。
その事実を認識しているのは、周囲から「博識」といわれる人だと言われます。
宇宙規模で無くても、地球規模でも、「知者と言われる人でも、知らない事が多いのではないか?」といいます。
その知者と呼ばれる人たちは、どのように知見を積み上げているのかを観察してみる必要もありますね。
人生の8割は「耳学問」とも言われます。
文献や資料などから得られる知見も多いですが、それぞれの人が体験した経験を元にした知識が、貴重な性質の情報です。
その人のフィルターを通したものと言われますが、「その人が時間とコストをかけて経験したエキス」こそ生きた具体例として注目に値するのです。
それが、人生の大きな挫折を経験したという結果であっても、貴重なものです。
それを得るためには、まず、自分の見栄やプライドを脇に置いておきましょう。
そして、相手のプライドを傷つけないように、最大限の配慮を欠かさず、謙虚な姿勢で、教えを請うのです。
失敗に至った経験など、最初は、言葉が出にくかったり、沈黙が続く可能性もありますが、それも、信頼関係を深める大切なステップです。
結果や経緯に一切の評価を加えないようにしながら、一滴の雫も漏らさないように聞けるなら、儲けものです。
対等な関係、謙遜な態度と姿勢で臨むというのが、最大のポイントだと考えながら、修行をしています。






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