人間として理性をストッパーにできるかどうか?
通り魔事件やストーカーの末殺人に至るなどの事件が頻発するようになりました。
これは、防ぎようがない要素があり、取り締まって収監すれば改まるというモノでもなさそうです。
法務省のHPでは、「令和7年6月から、懲役及び禁錮が廃止され、新たな刑として拘禁刑が創設されます。
拘禁刑は、個々の受刑者の特性に応じたきめ細かな処遇の実現により、効果的な改善更生と円滑な社会復帰を図ることを目的としています。」と記されています。
参照https://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei05_00164.html
これは、2025年6月に起きた事件からの話しで、今まで収監されている人には関係ありません。
なので、刑務所の中は、その整理が大変だとお察しします。
今後の取り組みが、ウマく機能すれば、本当の意味での更生ができ、再犯の防止につながります。
今まででも、交通系の収監者は、交通教育に対して真剣さを持って取り組む人も多く、刑期を終えたら、社会復帰を果たすケースもあります。
私は、犯罪に至る加害者の要因にどのようにアプローチするのかが大切だと考えています。
かと言って、人の考え方やマインドは変えられないですね。
暴力性がある人の特徴を精神科医から教えてもらいました。
それは、「理性による心のストッパーがない人」が一番危ないというのです。
精神疾患がある場合、双極性障害やADHDなどが代表的との事です。
でも、それだけでは、暴力性が出てくるとは限りません。
その人が、何らかの刺激を受けたときに、暴力に走る傾向が高ければ、犯罪に至る可能性が非常に高くなるようです。
刺激を受けて、ストレスを抱えても、非暴力の状態にとどまる人もいます。
その差は、何かという事です。
暴力は、いかなる理由でも正当化されません。ましてや、相手を傷つけたり、いのちを奪うことはあってはならない事です。
また、過去に接点がなく、被害者に落ち度がないケースは、飛んだとばっちりです。
暴力性の傾向が高いという自覚があれば、アンガーマネージメントや症状に合わせたクスリなどで、押さえられる可能性があると言います。
でも、一番大切なのは、「強い自覚による理性の発動」です。
それにより、心のストッパーを自ら作動させるのです。
疾患がなくても、キレやすい人、ケンカをよくする人、交通トラブルで、すぐに車外に出ていく人などは、要注意です。加害者、被害者が紙一重であり、どちらにもなって欲しくありません。ご用心ください。







ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません