わきまえを持った思いやり 箴言29:7
『29:7 正しい人は弱い者のためのさばきを知っている。悪しき者はそのような知識をわきまえない。 箴言29:7新改訳2017』
日本の時代劇の人気ランキングは、次のようなものです。
1位『水戸黄門』(25.6%)
2位『必殺仕事人』(22.0%)
3位『暴れん坊将軍』(10.9%)
4位『大奥』(7.8%)
5位『鬼平犯科帳』(6.5%)
参考サイト:https://news.mynavi.jp/article/20230427-2665692/
『水戸黄門』と『必殺仕事人』が、他を押さえて人気が高いようです。
『必殺仕事人』は、復讐願望に応えるというニーズがあります。少し、過激な最期をを迎えるターゲットたちは、見ている人たちの溜飲を下げるために必要なようです。あまり気持ちが良いものではないですね。
『水戸黄門』は、勧善懲悪を示すという流れが基本です。でも、社会的には高位にある人物が身をやつして、庶民と同じ目線に立とうとする一面や相手の懐に飛び込むという演出は、見ている人の興味をひきました。また、各地を巡る諸国漫遊は、観光案内でもあり、観光誘致にも一役買っていたのでしょうね。
その中で、他と違う際立つ要素は、「人情」だと感じています。相手の立場に寄り添い、相手の生きづらい要素を払拭するお手伝いをするというスタンスも、人気の秘密なのだと思います。
社会的に弱い立場の人は、いつの時代にもいます。
今の時代は、すぐに、その立場が逆転してもおかしくない不安定な状態にあるように感じています。
強いか弱いかの二元的な振り分けを好むならば、どこかに自分が落ち込む罠を仕掛けているように思うのです。
「わきまえる」というのは、デジタル大辞泉によると3つの意味が示されています。
1 物事の違いを見分ける。弁別する。区別する。「事の善悪を―・える」「公私の別を―・えない」
2 物事の道理をよく知っている。心得ている。「礼儀を―・える」「場所柄を―・えない振る舞い」
3 つぐなう。弁償する。「盗みし物だに―・へなば、助けてとらせ」〈読・春雨・樊噲下〉
この箴言では、物事の違いを見分けることや道理を知っているという意味合いなのでしょう。
「悪しき者」には、このわきまえがないと言うのですね。そもそも、弱い立場の人を思い遣る心を持ち合わせていないのでしょう。実に、寂しいことです。
しかし、自分のことをわきまえられない人は、どうすれば良いのでしょうか?
相手の立場を想像したり、話を聞いたりして、現実を知るのが、近道かも知れませんね。でも、尋問をしてしまうと、相手もドン引きですから、これも、積み重ねた配慮が大切なのです。
自分は、弱いと感じている人の心理は複雑です。
ワザと、その弱さだけ、目出させる人もいます。
強く見えても、ある瞬間に、弱みを見せるタイプもいます。
まあ、人間には、弱点は必ずと言っていいほどあると考えて、お互いに配慮できるのが理想なのでしょうね。






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