もともと農薬なんてなかったもんね 菌ちゃん農法 吉田俊道さん
「菌ちゃん農法」とは、農薬や化学肥料を一切使わず、土の中の微生物(糸状菌などの「菌ちゃん」)を主役にして野菜を育てる微生物農法です。枯れ草や落ち葉をエサにして発酵させることで、土をフカフカにし、病害虫に強い元気な野菜を育てます。
日本では、第二次世界大戦後に、農薬がさかんに使われるようになりました。
その結果、作物の形が美しくなっても、生き物には、厳しい環境になっていったのです。
農家は、野菜などを出荷するときに、規格適合が求められます。それに、合わないと買ってもらえません。
最近では、産直市場があり、比較的、販売ができるようになってきたようですが、その状況は厳しいようです。
農薬散布で、土に影響が出て、本来の土の力が落ちていくと言うのです。
そのような状況に、立ち向かってきた一人が、菌ちゃん農法の吉田俊道さんです。
あらゆる「菌」を味方につけて、安心安全な農作物を作り、葉物をふりかけにする事で、大きな商いをしていらっしゃいます。
そもそも、人間が呼吸している空気は、8割が窒素ですから、それらを上手いこと取り込めれば、窒素肥料はいらないはずです。
でも、作物を手っ取り早く、虫を寄せ付けないで、早く育てて出荷したいという流れが主流にされていたのです。その結果、農家は売上の半分を農薬や肥料に費やすなど、収益にも影響を与えていると聞きます。
規模によっては、農機具や設備などの負担が重くのしかかっているのですね。
本来の土のチカラを取り戻せたら、かなり、コストを削減できて、安心安全にもつながるのです。
これが主流になると良いなと考えています。
根っこと共生する微生物たちは、糸状細菌では、外生菌根菌や内生菌根菌があり、細菌の仲間は、根粒菌があります。糸状菌や根圏微生物、パートナー細菌、チッソ固定細菌、リン溶解菌なども、間接的に共生していると言うのです。
人間の肉眼では見えない0.5μmから10μmの無数の「菌」ちゃんが、大活躍しているのですね。これからは、「目先の金」よりも「菌」の時代なのかも知れませんね。
吉田 俊道(よしだ としみち、1959年 – )は、株式会社菌ちゃんふぁーむ代表取締役。(2020年まで特定非営利活動法人「大地といのちの会」理事長)
来歴 長崎県長崎市に生まれる。九州大学農学部大学院修士課程修了後、長崎県庁の農業改良普及員となる。1996年に県庁を退職し、有機農業を始めた。
1999年、佐世保市を拠点に「大地といのちの会」を結成し、九州を拠点に生ごみリサイクルを活用した野菜栽培に取り組み開始。現在はさらに進化し、生ごみや雑草や落ち葉や木や竹を活用した「菌ちゃん農法」として全国に普及している。
「大地といのちの会」は2007年に「平成18年度地域づくり総務大臣表彰(地域振興部門)」を受けた(15団体の一つ)[1]。2009年に吉田は、内閣府による「食育推進ボランティア表彰」の対象となった(10の団体・個人のうちの一人)[2]。
参照:「菌の力で肥料がいらない農業 農文協著」





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