意識と無意識 ジークムント・フロイト

人間の心の中、一番中心は無意識というのです。無意識は意識の中で潜伏していて、時々、現れるのです。言葉、体の病気、行為で出すのです。

ジークムント・フロイトは、無意識が我々の中心だったということを発表しました。精神科学の中でフロイトの無意識の発見は、この世で最大だと評されました。

無意識とは? 簡単にいえば、無意識とは否定された自我です。「自分はこうしたかった」、「ああしたかった」、ところが日の目を見ずに、否定されて抹殺された自我というものが言語となって、意識上には上がれないところに封印されている状態です。

一度、日の目を見ようとしたけれども日陰者になってしまった意識、言語が意識上に浮上できないものは、海に浮かぶ巨大な氷山の光が届かない下の方に隠れています。光が届かず、浮上しかけた事さえ忘れられる可能性が高いのです。だから捕まえられないのは当然なのです。サーチライトで照らすように、また、何かの切っ掛けがあるまで、無意識探しは継続されるのです。

◆前意識、深層意識、潜在意識とは?
無意識は、浅い部分にあるのを「前意識」とフロイトは名付けました。深くなっていくと「深層意識」と言い、潜っている意識ということで、全体を「潜在意識」と言います。

◆意識と無意識と氷山
意識というのは海面上に突き出た山や島のようなものです。これを氷山の一角と言います。これは、思考や知覚と言われています。

意識の下にあるのを前意識と言い、記憶や蓄積された知識を指しています。

海の底に隠れているあの氷山の土台部分がいわゆる無意識でなのです。これは、恐怖、許容されない性的欲求、攻撃的な欲求、非理性的な願望、非道徳的な衝動、利己的な欲求、恥ずかしい体験などが含まれます。

無意識の出現場所

無意識の言語は潜在しています。いつか意識化されてこの世に出るためにです。現実界・想像界・象徴界という三つの世界のどこかからか顔を出したいのです。それで機会を窺っています。

これは、個人差があっても、誰にでも潜んでいる構造なのですね。ある時、衝動的な予想外の行動に出てしまうのは、無意識が顕在化する瞬間なのです。

ジークムント・フロイト(独: Sigmund Freud、1856年5月6日 – 1939年9月23日)は、オーストリアの心理学者、精神科医。神経病理学者を経て精神科医となり、神経症研究、自由連想法、無意識研究を行った。精神分析学の創始者として知られる。心理性的発達理論、リビドー論、幼児性欲を提唱した。
精神分析学は、プシュケーの葛藤に起因する症状を診断し治療を行うための臨床メソッドであり、患者と分析家の対話に特徴づけられる[1]。また、それに由来するプシュケーと人間主体の関係に関する独特の理論も包含されている[2]。精神分析の成立過程においてフロイトは、自由連想法という診療技術の開発や、転移の発見を行った。転移は、分析過程において中心的役割を形成するものである。幼児期を含む「性」の再定義から、有名なエディプス・コンプレックスの理論が演繹され、それは精神分析学の中心的教義となった[3]。願望の不満足なものとしての、夢の分析の過程で、症状形成の臨床分析と潜在的な抑圧の機構モデルが生まれた。この基礎において、フロイトは無意識の理論を洗練させ、イド、自我、超自我からなる精神モデルを開発した[4]。フロイトは、リビドーが存在すると仮定した。リビドーは性的エネルギーであり、精神的な過程や構造に注入されるものである。また、リビドーは性愛的撞着や死の欲動、強迫的な反復や憎悪、攻撃性や神経症の罪悪感の源泉を生み出すものとされている[5]。晩年の著作では、宗教から文化まで広い範囲の批評を行った。

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