自己主張もほどほどに バルタザール・グラシアン
『ひとりでいるとき、独り言を言うのがばかげているとすれば、他人がいるとき、自分の声にばかり耳を傾けるのは、その倍も愚かなことである。 バルタザール・グラシアン『バルタザール・グラシアンの賢人の知恵」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』
ポジショントークに対する警鐘のようにも感じます。
一人作業が多い私は、ついつい独り言をつぶやいています。
録画や録音をとられていれば、ヤバい内容なのかも知れませんね。
車の運転の時も、独り言を叫んでいます。その声は、ドライブレコーダーに録音されています。証拠提出の時には、気を付けないとと考えても、ついつい叫んでいますね。
冒頭のフレーズは、結局、人間は自分の事ばかりなのかも、という指摘です。
独り言に愛想が尽きても、なかなか治りません。
誰かとの対話の時に、相手との関係性が浮かび上がります。
自分が一方的に話しをするケースやその逆のケースも見受けられます。
ほど良いのは、相手の意見にも耳を傾けながら、お互いに対等に対話ができるというものです。
でも、この理想形は、稀なのかも知れませんね。
せっかく、相手の意見を聞ける機会なのに、自分の考え方だけに固執しているというニュアンスを感じます。
相手の話に耳を傾けるだけで、自分が負けたと感じてしまうようなタイプの人もいました。とにかく、自分が自分であるために、自分の考え方を主張していました。
その流れは、人生を寂しくしてしまう事もしばしばでした。
相手が、受け入れてくれないと成立しない人間関係は、難しいコミュニケーションです。その人は、相手に会う前に、自分なりの理論武装をし、対話の中で、分が悪くなると帰る傾向があったように感じます。
ほど良い加減のコミュニケーションを楽しむために、自己主張は、「ほどほど」がよろしいようです。
バルタサール・グラシアン・イ・モラレス(Baltasar Gracián y Morales, 1601年1月8日、スペイン・サラゴサ県のカラタユー地区(Comunidad de Calatayud)ベルモンテ・デ・グラシアン(Belmonte de Gracián)生 – 1658年12月6日、サラゴサ県タラソーナ没)は、スペイン黄金世紀の哲学者、神学者、イエズス会司祭者。
教育的・哲学的な散文を数多く残した。代表作『エル・クリティコン』(El Criticón)は、『ドン・キホーテ』や『ラ・セレスティーナ』と並んで、黄金世紀スペイン文学における最も重要な作品の一つである。
イエズス会の神学校で教鞭を取る傍ら著述活動を始める。著作は後世の哲学者や思想家に多大な影響を及ぼした。特に『処世神託』(『神託提要・処世の術』とも、Oráculo manual y arte de prudencia)は数百年を経て多くの言語に訳されている。
スペインと、フランスとカタルーニャの連合軍との間で戦われたカタルーニャ反乱では、スペイン軍に従軍してカタルーニャで戦い、兵士達から「勝利の司祭」と呼ばれ慕われた(以下略)






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