貧しくあることも悪くない… 箴言19:22

『19:22 人の欲望は自らへの辱め。貧しい人はまやかし者にまさる。 箴言19:22新改訳2017』

前半の部分は、二つの流れがあるようです。

伝統的な流れは、「人に望まれるのは優しさであり、貧しい人は嘘つきよりましである。(KJV機械翻訳)」となっています。

一方、現代的な流れは、「貪欲であることは恥であり、貧しい人々は嘘つきよりも恵まれている。(TEV機械翻訳)」となり、内面へのアプローチですね。

新改訳2017によると、現代的な流れを採用していますが、何れにしても、後半の部分は共通しています。

それは、「貧しい人」への評価です。

二元的な表現は、コントラストがつけやすいのですが、白が正しく黒が間違いという見方になりがちです。

しかし、権力側と一般大衆となると、一般大衆は「貧しい人」に分類されてしまうのは、今も昔も変わらない人間社会の縮図なのでしょうか?

「貧しい人はまやかし者にまさる。」とは、どういうことでしょうか?

そもそも「まやかし者」とは、人を騙してでも益を得るというニュアンスに溢れています。

それに比較すれば、「貧しい人」は正直者というコントラストが浮かびます。

「貧しい人」には、人を騙さない誠実さと優しさがあるのですね。

前半の「人の欲望は自らへの辱め。」を見ると、人間の心の中にある「欲」が、自分を辱めるような方向性を持っているという悲しい状況が浮かび上がります。

人間の「欲」がすべて悪いわけではないと私は考えています。

しかし、自分を貶めたり、他人を騙したりするものは、良くないですよね。

「心の思い」と「動機」の点検をしておく必要もあります。

人間が、肉体的生命で成すことにも、それぞれの課題があります。

欲というのは、その原動力になるものですから、「欲」はすべて「自分勝手な我」ではないことを念頭に置いておきたいと思います。

また、純粋な利他的な動機でも、相手にとって鬱陶しかったり、迷惑だったりすることもあるのです。

自分の動機や思いを大切にしながら、相手の感情やニーズに合わせたお互いに良い方向性のアプローチを目指したいですね。

さらに、貧しさに打ちのめされず、ひけらかさず、等身大の自分を生きるコトが大切です。

人間は、ある日突然、富が降ってくることもありますが、それにも、戸惑わず、振り回されずと言うマインドを育んでおきたいと考えています。

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