ルデア(リディア)の回心 ピリピにて 使徒の働き16:11-15
『16:11 私たちはトロアスから船出して、サモトラケに直航し、翌日ネアポリスに着いた。
16:12 そこからピリピに行った。この町はマケドニアのこの地方の主要な町で、植民都市であった。私たちはこの町に数日滞在した。
16:13 そして安息日に、私たちは町の門の外に出て、祈り場があると思われた川岸に行き、そこに腰を下ろして、集まって来た女たちに話をした。
16:14 リディアという名の女の人が聞いていた。ティアティラ市の紫布の商人で、神を敬う人であった。主は彼女の心を開いて、パウロの語ることに心を留めるようにされた。
16:15 そして、彼女とその家族の者たちがバプテスマを受けたとき、彼女は「私が主を信じる者だとお思いでしたら、私の家に来てお泊まりください」と懇願し、無理やり私たちにそうさせた。 使徒の働き16:11-15新改訳2017』
聖書の記述についての信憑性について様々な見解があります。どのような見解があっても、史実として信じるか否かに帰結します。
ここに出てくる「ピリピ」は、ローマ帝国の植民都市の一つです。植民都市は、6つ(ピリピ、ピシデアのアンテオケ、ルステラ、トロアス、コリント、トレマイ)あり、ローマ帝国にとって、軍事上重要な土地とされています。
そこに住む市民には、ローマの市民権や特権を与えられていたのです。
しかし、その目的は、いざという時に防衛線にする為でした。
首都ローマに住むのと同じようなローマ市民としての権利は、彼らに取って誇りだったようです。
パウロたちは、聖霊の導きを受けて、重要な地域の宣教に励んでいたのです。
使徒たちの伝道スタイルは、その地域の会堂(シナゴーグ)からはじめるというものでしたが、ピリピにはありませんでした。これは、ユダヤ人共同体が10人以下だったことを示唆しています。
そこで、安息日に、祈り場となる場所を探したのです。
それは川岸で、記述されていませんが、そこに小さな建物があり、集まっていたと考えられています。
「集まって来た女たちに話をした」とあり、パウロは、そこで、福音を語ったのです。
その中に、ルデア(リディア)がいたのです。
「ティアティラ市の紫布の商人で、神を敬う人」でした。このティアティラは、ヨハネの黙示録にも登場する地名です。
テアテラ(ティアティラ)は、染色の町で、その重要な産物が紫色の布でした。これは、高貴な人が使う高級品でした。
ルデア(リディア)は、神を敬っていたものの、まだ「イエスを救い主と受け入れていませんでした」、そこで、【主】は、パウロを用い、ルデア(リディア)の心を開かせたのです。
パウロが語っているのは、「復活のイエス」であり、「そのイエスがメシア」であるという事です。
それを受け入れたルデア(リディア)は、その人のうちに、洗礼を受けたのです。
大きな屋敷に住まう家族(同居の人たち)も、同様にしたのです。
そして、パウロの一行に、懇願して、無理やり泊まらせたのです。相当なやり手ですね。





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