自分自身を何に委ねる? アンリ・フレデリック・アミエル

『己自身を悲しみに委ねるのは危険だ。それは勇気と立ち直る希望を奪い去る。 アンリ・フレデリック・アミエル『アミエルの日記』(岩波書店)』

非常に共感性があるフレーズだと思います。

人間は、喜怒哀楽を感じ味わう生き物です。

その中で、「哀」に相当する「悲しみ」は、事と次第によっては、深刻なことがあります。

ついつい、悲しみに浸り、涙に溺れてしまうような時も人生の中には出てくるでしょう。

悲しみの適度な表現ができれば、その沼に溺れてしまうことは無いと思います。

ただし、ショックが大きいと、悲しみに浸り、委ねてしまうほど落ち込みが激しいことも考えられます。

その状態に居続けるならば、このフレーズのようになる懸念があります。

それは、「勇気と立ち直る希望を奪い去る」という状態です。

世界中で、ショックやストレスなど、ある切っ掛けによって、引きこもりになる人が多くいます。

どうすればその状態から抜け出せるのか?

「ケースバイケース」であり「正答」はありません。

家族関係だったり、何らかのアプローチが切っ掛けの事が多いはずです。

でも、当事者でさえ、それが何かなんてわかっていません。

引きこもりカウンセラーも頑張っていますが、成功率はいかほどでしょうか? 解決に至った例の一つは、家族のマインドが影響していて、その家族を守るために、引きこもったというケースがありました。それで、家族全員苦しんできたのです。ただし、完全に解決したわけでは無く、家族間の適度な風通しや定期的なガス抜きが必要なのです。

悲しみやショックから、抜け出す道筋は、当事者にしか見出せないのですね。本物と繋がり十分なエネルギーの補充ができれば幾分、近回りできるかも知れません。

アンリ・フレデリック・アミエル(Henri Frédéric Amiel 、1821年9月27日-1881年5月11日)はスイスの哲学者、詩人、批評家。30年にわたって書かれ、死後に出版された「アミエルの日記」が有名である。
経歴・人物
1821年にジュネーヴで、商人の父アンリ・アミエルと母カロリーヌ・ブラントの間に長男として生まれる。アミエルの一家は、ナントの勅令の廃止によってスイスに亡命したユグノー教徒の家系になる。
13歳のときに両親が亡くなり、叔父フレデリック・アミエルの元で育てられる。生まれ育った町で学び始め、スイス、イタリア、フランス、そしてベルギーなどへ旅を重ねた。ドイツのハイデルベルクにも9ヵ月ほど滞在している。1844年から1848年にかけてベルリンに滞在し、シェリングの元で哲学を、ベネケ(英語版)の元では心理学を、そのほかに神学などを受講している。1849年、彼はジュネーブに戻り、その論文Du Mouvement littéraire dans la Suisse romane et de son avenir (スイスのフランス語圏における文学的運動とその将来)の評価におかげでジュネーブ大学で美学とフランス文学担当の教授になり、1854年には哲学の教授になった。彼は亡くなるまでこの講座の教授を務めた

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Posted by dblacks