天に挑む人々 バベル

バベルの塔と言えば、創造主である神【主】への反抗の象徴です。

それは、聖書の創世記11章に登場します。

そもそも、「バベル」とは「乱れ」という意味であり、その出来事の流れを象徴しているので、それが語り継がれているのです。

これは、ノアの大洪水の後に出てきます。

ネフィリムによる混乱をリセットするために、創造主である神【主】が全世界を覆う洪水で、ノアとその家族8人から再スタートさせたのです。

それでも、肉体的生命の世界は、すぐに「我力全開」になってしまう情けない一面を露呈しています。

これは、人間の歴史の至るところに出てくる現象です。

ノアの息子は、セム、ハム、ヤペテの3人います。

セムは黄色人種、その中にユダヤ人の流れもあります。ハムはアフリカ系の黒色人種、ヤペテは白色人種の流れになっています。

このバベルの騒動は、ハム系の子孫であるニムロデの子孫が首謀者ではないかという一説があります。

ニムロデは、伝説の狩人と言われています。

その子孫も、周囲から秀でた才能があったのかも知れません。何らかのリーダーシップを発揮していた可能性が考えられます。

「11:4 彼らは言った。「さあ、われわれは自分たちのために、町と、頂が天に届く塔を建てて、名をあげよう。われわれが地の全面に散らされるといけないから。」創世記11:4新改訳2017」

これは、人間のチカラだけで、天に到達しようという試みです。

しかし、全人類の救済を計画していた創造主である神【主】からすれば、その御心に反抗する悪巧みだと判断されたのです。

『11:5 そのとき【主】は、人間が建てた町と塔を見るために降りて来られた。
11:6 【主】は言われた。「見よ。彼らは一つの民で、みな同じ話しことばを持っている。このようなことをし始めたのなら、今や、彼らがしようと企てることで、不可能なことは何もない。
11:7 さあ、降りて行って、そこで彼らのことばを混乱させ、互いの話しことばが通じないようにしよう。」
11:8 【主】が彼らをそこから地の全面に散らされたので、彼らはその町を建てるのをやめた。
11:9 それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。そこで【主】が全地の話しことばを混乱させ、そこから【主】が人々を地の全面に散らされたからである。創世記11:5-9新改訳2017』

これが発端になり、その町は後に「バビロン」と呼ばれるようになったのです。

「乱れ」は、言語に留まらず、悪魔(サタン)の支配を受けた退廃と放蕩の街としての意味合いも濃厚に残る場所でした。

それは、大患難時代にむけて、再び、活気を強めていくと、聖書には示唆されています。

今のイラク、ユーフラテス川の東側のその地の変化に注目したいと考えています。

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