英雄と偉人と清廉な人 ラ・ブリュイエール

『英雄とは、戦争だけが仕事の人間であり、偉人とは、あらゆる職業ができる人間、裁判所・軍隊・書斎・宮廷等々どこでも立派にやりこなせる人間であると思われる。しかし、両者を合わせても一人の清廉なひとには及ばない。ラ・ブリュイエール』

戦争に勝ったときに、英雄は、国を挙げて持て囃されます。

でも、戦争に負けたなら。どれだけ血みどろの戦いをしていても、評価されません。

偉人に関しては、大抵の所で、それぞれの立場をそつなくこなせる人と記されています。

非常に能力が高く、優れた人という評価です。

でも、それ以上の人がいると、このフレーズは指摘しています。

それは、「一人の清廉なひと」です。

「清廉」とは「[名] (形動) 心が清く私欲のないこと。行ないがいさぎよく、私利私欲をはかる心がないこと。また、そのさま。(日本国語大辞典精選版)」と言う意味です。

このフレーズによれば、英雄も偉人も、清廉な人にはかなわないと言うのです。

今の世の中は「今だけ金だけ自分だけ」と考える人が、大きなお金を動かしている時代のようです。有り余るほどあっても、使い切れないのに、抱え込むという珍現象です。でも、ある日、突然、それを遙かに凌ぐ破綻が襲い、何もなくなるということも起きる時代です。

大きな経済を動かすのも、それぞれのスケールに応じたマネージメント能力が求められるのですね。

せめて、家庭の経済を健全に保っていきたいものです。

純粋だけでは、生きていけない世の中でもあります。

不正をしない、横領や使い込みをしないという立場を貫いて、健全なマインドを持ち続けたいですね。

理想ではなく、現実的に、そのような生き方ができるのかは、チャレンジです。

人間は、どうしても、名誉や能力がある人に、魅力を感じてしまいます。でも、本質的に、世の中にどのような貢献なのかをジックリ見つめながら、考える必要がありますね。

誠実に、自分を犠牲にして、家庭の中の大黒柱の役割をしている人だったり、家庭を切り盛りしている人に対する評価と敬意を示すことも大切ですね。

ジャン・ド・ラ・ブリュイエール(仏: Jean de La Bruyère, 1645年8月16日/17日 – 1696年5月10日/11日)は、フランスのモラリストであり作家である。
17世紀のフランスの宮廷人たちを描き、人生を深く洞察した著書『カラクテール』(フランス語: Les Caractères ou les Mœurs de ce siècle)(和訳: 『人さまざま』)(1688年)によって知られる。
人物 モラリスト作家として知られるラ・ブリュイエールは、古代ギリシャの哲学者テオプラストスの『人さまざま』の翻訳とその付録の文章でベストセラーを博した。宮廷人の権力欲、社交界の生態、キリスト教徒の狂態、農民生活への皮肉など、大胆な批判とエスプリを感じさせる、その良識(ボン・サンス)の精神はフランスの伝統を示し、18世紀啓蒙主義の先駆的存在といわれる。

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