トラウマについて考える 2

こころのケガ(トラウマ)の個人差は確実にあります。

こころのケガ(トラウマ)を負った時に、興奮状態、恐怖体験によるすくみ、こわがり、食欲不振などが出てきますが、その個人差が大きいのです。

男性に比べて、女性の方がトラウマの症状が出やすいという調査がありますが、これは、男性は症状がある事を出せない可能性もあるとも言われています。多い少ないにかかわらず、男女ともに深刻な影響はあると考えた方が良いでしょう。

その人にとって、いのちの危機に遭遇したときが分岐点になります。

これは、支点のようなポイントに過ぎません。

それは、要因や周囲環境によって、大きく拡大する懸念もあるのです。

その直後の状態に与える要因について、考えてみましょう。

大地震などの大規模災害などの出来事の深刻さ (脅威や損害の深刻さ)が起因になるコトがあります。

DVなどの出来事を受けた時期(年齢)については、幼少期の影響が非常に大きいことがわかっています。

その時の状況で、自分で対処できたか、あるいは周囲の誰かに守ってもらえたかについて、本人の体験後に受けるイメージがポイントになります。

過去のトラウマ体験、心身の健康度に加えて、その他(性格や気質、性別) などで、違いが出てくるようです。

このようなときに、効果的なサポートは、「周囲が責めないこと」、「気持ちを理解(共感)すること」が挙げられます。

また、この事に関して「あなた(の存在)は悪くない」という態度や表現で対応するのが望ましいのです。また、そのようなことがあったのだから「不調なのは当然」という適切な説明(心理教育)も大切です。

また、「生活(食や住居など)への具体的支援」や「経済的・法的支援体制」なども求められます。

しかし、このようなときに、不適切な対応をすると、「二次被害」をもたらすので注意が必要です。

それは、「~すれば(しなければ) よかった」という声かけや「忘れなさい、前を向いて」という的外れな励まし、「死んだ人も浮かばれない」や「故人の分までがんばれ」というあおる態度、また、不安を駆り立てるような「噂話(インターネット)」や「報道(メディアスクラム) 」などもあります。

ショック状態にいる当事者に、何か声をかけてあげたいと思ったときには、これを思い出す必要がありますね。

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