浅はかな悪徳者 オスカー・ワイルド

『社会は個人に対して極刑を加える権利をもつかのようにふるまうが、社会は浅薄きわまりない悪徳をもっていて、己れの行うことを自覚する力がない。 オスカー・ワイルド『獄中記』(角川書店)』

理性を持ち、自覚を持つことは、人間の成熟度を示す一つのゲージとされます。

これは、無意識下でも、意識下でも問われることです。

社会的に、逸脱した犯罪行為をどこまで許容できるのか?

「死刑廃止論」も、根強いものがあります。

私は、死刑も必要だと考えています。ただ、冤罪をなくす事が前提ですね。

でも、感情的な集団が、加害者を石打ちにするような光景は目にしたくないと考えています。

人のいのちを奪うことには、慎重であるべきだとも考えています。

ただ、その人がどのような犯罪をしたのか? 更生の余地はあるのか? などを吟味した上での結論という事になります。

日本でも、歴史的に振り返ると冤罪とされるケースがいくつかあるようです。

また、身代わり出頭というケースも数多くあるようで、その事件に関わる人たちの大変さが窺えます。

大衆は、その事件の概要も、詳細も知らせられずに、報道にあおられるというケースがあります。

その逆もあります。

所謂、情報操作ということですね。これをされたら、ますますおかしな方向へ行ってしまうと思います。

話は変わりますが、刑務所に収監されている人たちの傾向は、高齢化、精神疾患、発達障害などが顕著です。

塀の中で、人生を終える人も増えることでしょう。

今からは、更生や社会復帰をするために必要な教育をするという事に主眼が置かれるという話を聞きます。

刑務官の負担がまた増えるようです。

驚くことに、刑務所単位で、手探りをしながら、手法を試行錯誤しているようなのです。

予算も人員も増えない中での苦労が想像できます。

また、薬物などは再犯率が高いと言われています。実際に、「ここから出たら、また、キメて気持ちよくなれます。」と真顔で言う収監者に愕然としたという刑務官の表情は忘れられません。

市井の人として、情報に振り回されて、浅はかな行動をとらないように気を付けたいと考えています。

オスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルド(英: Oscar Fingal O’Flahertie Wills Wilde、1854年10月16日 – 1900年11月30日)は、アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。
耽美的・退廃的・懐疑的だった世紀末文学の旗手のように語られる。多彩な文筆活動を行ったが、男色を咎められて収監され、出獄後、失意から回復しないままに没した。

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