信じる者になりなさい。
『十二弟子の一人で、デドモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。そこで、ほかの弟子たちは彼に「私たちは主を見た」と言った。しかし、トマスは彼らに「私は、その手に釘の跡を見て、釘の跡に指を入れ、その脇腹に手を入れてみなければ、決して信じません」と言った。…それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしの脇腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」トマスはイエスに答えた。「私の主、私の神よ。」イエスは彼に言われた。「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ないで信じる人たちは幸いです。」【ヨハネ20:24-29新改訳2017】』
十二弟子の一人だったトマスは、良く言えば慎重派でした。
イエスが復活したのを目撃した他の人の証言を信じられなかったのです。
その次の機会に、イエスがトマスの前に現れて、手と脇腹を見せながら、「触ってみなさい。」と勧めたのです。
慎重派のトマスでも、見ただけで十分だったようです。
すぐに「私の主、私の神よ。」と応答しました。
自分がトマスの立場だったら、証言を聞いた段階で信じられたでしょうか?
それは、わかりませんが、今の時代の人たちには、「見ないで信じる人たちは幸いです。」と記されているのです。
見ないで信じると言っても、今の時代の人たちには、伝承や聖書というものがありますね。
それらの情報を一人一人が丁寧に精査して、自由意志でより良い選択をすることが勧められているのですね。
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