大患難時代の聖書的基礎知識②　大患難時代の前半　七つの封印の巻物　七つのラッパ

2023-11-12

イスラエルと世界統一政府、七年の和平条約が、大患難時代スタートです。

以下の流れが、大患難時代の前半に起きると預言されています。

世界統一宗教が世界政府を支える重要な背骨になるようです。そして、反キリストが大バビロンの王になるべく、戦いに挑みます。その戦争で多くの人が犠牲になり、殉教者も増えていきます。

空中携挙で、イエス・キリストが十字架に架かってから50日目の聖霊降臨（ペンテコステ）以降の信仰者たちは、天に挙げられています。でも、その後にも、信仰者が増やされるのは一つの希望です。これは、144000人のユダヤ人宣教団と二人の証人の宣教によるものです。144000人のユダヤ人は、聖霊の証印を受けているので、七年間不思議に守られるのです。

苦難があっても、その中に、希望の光が灯されているのですね。

七つの封印の巻物が開かれる（黙6章）
第一　…　白い馬　反キリスト登場
第二　…　殺し合い（戦争）
第三　…　黒い馬（戦争による飢饉）
第四　…　青白い馬（地上の1/4の人が死ぬ）
第五　…　【主】の正義を望む殉教者の訴え
第六　…　【主】による天変地異
第七　…　半時の静寂　七つのラッパへ

七つのラッパの裁き（黙8章、9章、11章）
第一　…　地上の植物界1/3焼ける
第二　…　海の1/3が死ぬ
第三　…　水源が毒で汚染される
第四　…　天体に裁き（暗くなる）
第五　…　第一の災い　天から落ちた一つの星（穴から悪霊どもが、）
第六　…　第二の災い　四体の堕天使が解放される（二億の軍勢）

第六の封印でも、天変地異があり、ラッパの裁きになると、植物界の１／３は焼け、海の1/3は死に、水源が毒で汚染されるとあります。

また、天体が暗くなるともあり、文字通り、暗い時代に突入するようです。

一方、世界統一政府についてです。反キリストは、大患難時代の前半のどこかで一度死にます。でも、復活し、その不思議によって、地位を盤石にするようです。

その勢いに乗って、エルサレムにいる二人の証人を殺し、その遺体を大通りに晒すのです。これは、葬ることを許さない権力の誇示で、全世界に、その現場を晒すことでしょう。

でも、三日半後に、二人の証人は復活させられます。そして、天に挙げられます。彼らの役割は、大患難時代の前半、エルサレムが活動範囲だからです。

　最も警戒しなければならないのは、大バビロンの王になる反キリストの要求する「獣の刻印（666）」を受けることです。これを受けると、サタンの所有物になり、その運命を「火の池」で永遠にサタンと共にする事になります。これだけは、絶対に避けてもらいたいです。

　これについては、

『9 また、彼らの後にもう一人、第三の御使いがやって来て、大声で言った。「もしだれかが獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、10 その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖なる御使いたちと子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。11 彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。獣とその像を拝む者たち、また、だれでも獣の名の刻印を受ける者には、昼も夜も安らぎがない。　ヨハネの黙示録14:9-11』

と警告されています。

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