忙しい人に依頼が殺到する理由
「仕事は忙しい人に頼め」と聞かされた事があります。
若い頃には、待つのがイヤで、すぐにでもやって欲しいと考えていました。
その時代には、「早い、うまい」をキャッチフレーズにした牛丼の「吉野家」が近所にできたので、結構、ヘビーローテーションしていた記憶があります。
それは、ファストフードの先駆的な存在感だったのかも知れません。
「安い」というキャッチフレーズも加わり、時間の使い方や気持ちの豊かさを考える方向性から、浮いた時間を浪費するような傾向が出て来たようにも感じています。
その時には、気づいていませんでした。
吉野家の歴史は、古く、「1899年明治32年 日本最大の魚河岸があった東京・日本橋で吉野家の牛丼は誕生した。」と紹介されています。
https://www.yoshinoya.com/history/history-01/
「なんとかする」とか「間に合わせる」という環境に育ったことも影響したのでしょう。
今で言うところの「DIY」の走りのようなイメージでしょうか?
当時の私の中の価値観は「仕上がりはともかく、ある程度の機能を満たせばOK」という考え方が支配的でした。
家電でも、クルマでも、自分でも何とかなりそうな時代だったとも言えるでしょう。
友人は、早くから、クルマのオプションなど、カーショップに依頼するという話しを聞かせてくれたものです。
それは、毎日のように、同じような作業をしている人の方が、正確で速いし、仕上がりも良いと考えているというものでした。
さらに、もし、不具合があっても、おカネを払っているので、堂々と指摘ができるとも言っていました。
その時は、受け流し気味でした。
でも、それから、しばらく経つと、世の中も大きく変化してきました。
自分では、わからないアイテムが急速に増え出したのです。
これを機会に、プロに依頼する事が増えてきました。
今でも、自分で「DIY」する事もありますが、自身のが無いものに関しては依頼する事を基本にしています。
プロは、日常的に同じような作業を繰り返していますが、その中には、レアケースもあり、それらを含めた知見を買うのです。
忙しい人は、その知見が多いわけですから、そこに依頼すれば、多くのリスクも避けられるという理屈もあります。
紹介などもありますが、人間性も含めて、プロを選びたいと考えています。







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