虚栄心と利己心 フェルナンド・テンニエス
『虚栄心は他人を鏡として使用し、利己心は他人を道具として使用する フェルナンド・テンニエス』
虚栄心という言葉は、「等身大の自分ではなく、大きな自分を見せようと見栄をはること」という意味で使われますね。
利己心は、自分の利益だけを考えることで、他人の迷惑は一切かえりみないことを意味しています。
このフレーズは、身勝手な人の状態を見事に表現しているように感じます。
人の反応を鏡として利用して、自己アピールがうまくいっているかを確認するのでしょうね。そのためには、色々なアイテムで、自分をより大きく見せる為に策を弄するのですね。現実は、だまされない人の方が多数派なのかも知れませんね。
利己心が強い人は、どうすれば自分に利があるかだけを考えて、周囲の人を道具のように使い、身勝手な振る舞いをし続けます。このような関係は、長続きしないケースが多いですから、孤立への道を歩むことになりかねませんね。
人間には向上心がありますから、今よりもより良い状態を願望します。しかし、自分の等身大と乖離が大きすぎると、シークレットブーツでも履かない限りは届かないということもあります。
ステップアップしたいのなら、格好を気にするよりも、一段ずつ、段を踏みしめてマイペースでより良い状態へと近づきたいですね。
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