イシュマエルへの祝福
【新改訳2017】創17:18-20『そして、アブラハムは神に言った。「どうか、イシュマエルが御前で生きますように。」…イシュマエルについては、あなたの言うことを聞き入れた。必ず、わたしは彼を祝福し、子孫に富ませ、大いに増やす。彼は十二人の族長たちを生む。わたしは彼を大いなる国民とする。』
アブラハムは、いくつかの心配を抱えていました。
高齢になるまで、実子がいませんでしたから、跡継ぎはダマスコのエリエゼルだと思い込んでいました。
妻のサラのすすめで、侍女(女奴隷)ハガルによって、イシュマエルを授かることになりましたが、跡継ぎが生まれたことで、女同士の雲行きが怪しくなります。
さらに、創造主である神は、今から妻のサラが生むイサクがあなたの跡継ぎだと言われるのです。
いざ、イサクが生まれると妻のサラは「跡継ぎはイサクがいるのだから、イシュマエルを追い出しなさい。」と言われるのです。
アブラハムからすれば、イサクもイシュマエルも実子ですから、それぞれの行く末は大変気にかかります。
【新改訳2017】創21:12-13『神はアブラハムに仰せられた。「その少年とあなたの女奴隷のことで苦しんではならない。サラがあなたに言うことはみな、言うとおりに聞き入れなさい。というのは、イサクにあって、あなたの子孫が起こされるからだ。しかし、あの女奴隷の子も、わたしは一つの国民とする。彼も、あなたの子孫なのだから。」』
アブラハムの心配事を創造主である神が知らないはずがありません。
イサクはもちろん、イシュマエルも「祝福する」と告げられたのですね。
人間の視点で見ると、非情にもうつるドキュメントですが、創造主である神の計画の一端なのですね。
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