人生が無駄ではないと感じるとき
『一人の心が壊れるのを止めることができれば、私の人生は無駄ではないのでしょう。(エミリー・ディキンソン…世界の名言名句1001 p180)』
作者は、隠遁生活をしていたようで、今のカテゴリーでいくと、ひきこもり的な状況だった。
ごく親しい、限られたつきあいの中にも、他者の役に立つということと、役に立ったという実感が、人生にとって大きな意味を持つと考えていた。
他者の役に立つことで、人生の価値は決まる。一人の人間を心痛から救ったり、誰かの苦しみをやわらげたりできたら、私たちの人生には生きる価値がある。
今の時代には、心が壊れるという状態は、自覚できないうちに信仰していることも多い。
また、心が壊れるとは、自分がありのままで存在できなくなることを指すのかも知れません。
社会的には、何らかの鎧を着て、平静を装って振る舞う事もありますが、人間にとってありのままで過ごせる空間は不可欠なのですね。
人は、意識無意識問わず、支え合うようにできると、それぞれが保たれて、互いに維持できるという不思議な生きものなのですね。
誰かのために戸考えるよりも先に、自分は、どういう要素で保たれているかに遺棄しを向けて、考えてみることも必要かも知れません。
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