モーセの誇張表現 出エジプト17:4-6
『そこで、モーセは【主】に叫んで言った。「私はこの民をどうすればよいのでしょう。今にも、彼らは私を石で打ち殺そうとしています。」【主】はモーセに言われた。「民の前を通り、イスラエルの長老たちを何人か連れて、あなたがナイル川を打ったあの杖を手に取り、そして行け。さあ、わたしはそこ、ホレブの岩の上で、あなたの前に立つ。あなたはその岩を打て。岩から水が出て、民はそれを飲む。」モーセはイスラエルの長老たちの目の前で、そのとおりに行った。(出エジプト17:4-6新改訳2017)』
イスラエルの民に激しく責め立てられたモーセは、創造主である神に対して、「私はこの民をどうすればよいのでしょう。今にも、彼らは私を石で打ち殺そうとしています。」と叫び訴えました。
リーダーとして立てられたモーセが冷静でいられないほどにプレッシャーを感じていたのでしょうね。
モーセに喉に渇きを覚えた群衆がせまり、暴徒化して自分が殺されてしまうかもしれないという恐怖を感じたようです。
モーセは、日常的に、祈りを通じて、創造主である神との対話をしていました。
モーセの祈りは、穏やかな時もあったでしょうが、たまにはこのようなパニック状態の祈りもあったのですね。
これに対しての創造主である神の答えは、「その民たちの前を堂々と通り、証人となる長老を伴い、かつてナイル川を血に変えたあの杖を持って行くように」でした。
「イスラエルの民は暴徒化しないから、堂々とその前を通って行きなさい」という意味なのですね。
そして、あの杖でホレブの岩を打つと、岩から水が出て、民はそれを飲むことができると言うのです。
創造主である神、ご自身が、岩の前に立たれ、打たれて水を供給されたのです。
やがて、「いのちの泉が湧き出る」と言われたように、民を潤して余りある豊かな水が与えられたのです。
イスラエルの民には、モーセしか見えていないのですが、共に、創造主である神が共に居て下さり、モーセが信仰を持って行うワザによって、奇跡を成して下さったのです。
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