銀や宝を求めるように 箴言2:3-5
『3 もしあなたが悟りに呼びかけ、英知に向かって声をあげ、
4 銀のように、これを探し、隠された宝のように探り出すなら、
5 そのとき、あなたは【主】を恐れることをわきまえ知り、神を知ることを見出すようになる。 箴言2:3-5新改訳2017』
ゴールドラッシュという時代がありました。それは、アメリカのカリフォルニアでは、1848年から1850年半ばに起こりました。
一攫千金を夢見たチャレンジャーが、金鉱脈を発見するために、そこに集結したのです。
それほど、魅力的だったのでしょう。アメリカンドリームの一つですね。
派手さは金に劣るようにも感じる銀ですが、いぶし銀のように、時代を超えて、その価値を保っています。21世紀では、金融が不安定になってしまったこともあって、金の相場が高くなっていますが、今後は、銀の価値が上がり、金との相場価格が調整されていくだろうとの予測もあります。
それぞれの価値を実生活の中で、有効活用していきたいものです。
さて、冒頭の箴言ですが、「銀」や「宝」のように探り出す価値があるテーマについてです。
それは、人間ができれば、避けて通りたい事でもあります。
それは、創造主である神【主】を知ることです。
これを若い時に知る事が大切だと聖書に記されています。
『1 あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。伝道の書12:1新改訳2017』
これには、財力よりも、勇気が必要です。
それは、自分自身のプライドをかなぐり捨てて、謙遜に身をかがめて、足元の何かを大切に拾うような姿勢です。
自分が変なプライドに固まる前の「若い日」が素直に受け入れられるのかも知れません。
イスラエルのソロモン王は、財力、悟り、英知を結集し、自分の人生をかけて、箴言を紡ぎました。
しかし、王につく前に、創造主である神【主】に「知恵」を求めていたのです。
ソロモンは、その後の人生で、多くの苦難を経験しましたが、それは、後世への教訓になっています。
それは、創造主である神【主】を知ることと、自分との関わりを確認することを示唆しています。
人間にとっては「金」「銀」「財宝」は、説明がなくても魅力的に感じます。
しかし、それよりも大切なモノがあると言うことです。
もちろん、「金」「銀」「財宝」は、この世で有効に活用されるものですから、それとは、別のテーマと言うことです。大切なのは、それに、目を眩まされないことです。
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