プライドを大切にする対応を探る
人間関係で、無用なトラブルを増やさない秘訣は、プライドを大切にする事のようです。
人間には、それぞれの自尊心(プライド)があります。
それは、自立して生きるために不可欠な要素です。
そもそも、社会的に、あるいは、経済的に自立できていなくても、存在は自立しています。
「親のすねをかじっているくせに…ナマイキ」なんて、怒りや嘆きの声が聞こえてきます。
でも、原理としては、前述のようで、すべての自立を目指して、成長をしている途中なのでしょうね。
これが、老年期にさしかかって、身辺のサポートが必要になってくる過程でも、プライドの扱い方が重要になってきます。
認知状態とのバランスが変化してくると、自他共に、戸惑いが増えてきます。
そのような状態になると、プライドと意地が前面に出てくる事もあります。
それは、「自分が生きているんだ」という「いのちの叫び」のように感じます。
サポートをする人は、何とかその人のためになる援助をするために必死になります。
ただ、もう一つの大切なプライドを守る配慮までするゆとりが無いケースが多いのです。
マンパワーも限界で、誠心誠意しているのでしょうから、そこまではムリという状況なのでしょうね。
また、情報が正しいか正しくないかという要素もあります。
その様なケースでも、なるべく相手を真っ向から否定せずに、プライドを傷つけないよう配慮する必要があります。
これって、激ムズ領域の話です。
人や状況によっても違うので、マニュアルにできるようなシンプルな話でも無いからです。
そんな時は、アイメッセージ(I message)の登場です。
「○○さんが、このようにしてくれると、私は自分の役割が果たせて助かります。」と言うようなイメージです。
お互いに、自分が正しいと主張すれば、どちらも傷つくことがあります。
手続きなどで、正解があるとは想いますが、「これをこうすればあなたが助かりますよ。」という語りかけなどですね。
でも、詐欺はダメですよ。
本当に、人間力が試される時代ですね。
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