偉大な分かち合い ディズレイリ
『あなたが他人にしてあげられる最も偉大なことは、富を分け与えることではなく、その人独自の豊かさを示してあげることである。 ディズレイリ』
魚をあげるか?魚の釣り方を教えるか? という問いに似ているフレーズです。
でも、このフレーズには、もう一段深さを感じます。
それは、「その人独自の豊かさ」という部分に現れています。
自分の欠点は、気になりますが、自分のタラント(才能や良い部分)については、他人から指摘されないと意識しないことが多くありませんか?
そこにこそ、その人の資産や富が横たわっているのでしょうね。
資産や富というと、札束や金銀財宝をイメージしがちです。
でも、人間の資産は、儚く消えてしまうようなものではないと私は考えています。
それは、暖かみであったり、忍耐力であったり、その人が生きている限り発揮できる泉のような溢れ出るものだからです。
これは、気づいていないだけで、誰にでもあると思います。
「自分探し」という言葉も、地球を何周も回って、様々な意味合いで使われているようなイメージを持っています。
どうやら、多くの人の経験を参考にすれば、巡礼の旅では得られない要素なのかも知れませんね。
その理由は、シンプルです。
それは、自分自身の中にあるからです。
自分自身を自己受容していく過程で、汲み出されていく種類のものです。
ですから、どこかよそ行きの旅をしていても分からないはずです。
気分転換や観光、何かの記念に旅行やレジャーをする事は、人生の楽しみとしてアリだと考えています。
また、その過程での気づきも有用ですね。
しかし、自分自身の日常から出てくる要素は、「今ココ」のイメージが大切なのでは無いでしょうか?
人間はどうしても、「今ココ」に不安を感じると、「どこかに」「何かに」その解決を求める傾向があります。
もし、それを繰り返している人生だとしたら、セルフリフレーミングをしてみると、得がたい何かに遭遇することになる可能性がありますよ。
大切なものは、身近にひっそりとしているのでしょうからね。
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