ローマの百人隊長コルネリオ 使徒の働き10:1-8

『10:1 さて、カイサリアにコルネリウスという名の人がいた。イタリア隊という部隊の百人隊長であった。
10:2 彼は敬虔な人で、家族全員とともに神を恐れ、民に多くの施しをし、いつも神に祈りをささげていた。
10:3 ある日の午後三時ごろ、彼は幻の中で、はっきりと神の御使いを見た。その御使いは彼のところに来て、「コルネリウス」と呼びかけた。
10:4 彼は御使いを見つめていたが、恐ろしくなって言った。「主よ、何でしょうか。」すると御使いは言った。「あなたの祈りと施しは神の御前に上って、覚えられています。
10:5 さあ今、ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれているシモンという人を招きなさい。
10:6 その人は、シモンという皮なめし職人のところに泊まっています。その家は海辺にあります。」
10:7 御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリウスはしもべたちのうち二人と、彼の側近の部下のうち敬虔な兵士一人を呼び、
10:8 すべてのことを説明して、彼らをヤッファに遣わした。 使徒の働き10:1-8新改訳2017』

ペテロは、【主】の御業によりドルカスを甦らせた、皮なめしシモンの家に長い間、滞在することになりました。それは、その地域には、異邦人も多く住んでおり、大宣教命令が拡大する中間地帯だったとも考えられます。

さらに、カイザリアでの奉仕の準備としての期間でもあったのでしょう。ヤッファからカイサリアへは、約50kmでした。

ここに出てくるコルネリウスは、ローマ帝国のイタリヤ隊百人隊長です。

イタリヤ隊は、百人隊が6つの600人で構成され、それがカイサリアには、5隊(3000人)駐留していたようです。余談ですが、その倍6000人の部隊がレギオンと呼ばれていました。

コルネリオは、「敬虔な人」「神を恐れ」「民に多くの施しをし」「神に祈りをささげ」ていた人でした。

異邦人であり、割礼を受けていなくても、創造主である神【主】に対する信仰を持って、日々、実践していたのです。

午後の三時は、祈りの時間で、彼も祈っていたのでしょう。

御使いの呼びかけに、畏怖の念を持ちながら、「主よ、何でしょうか。」と、その主人のメッセージを聞こうと最大限の敬意を払いました。

コルネリオの祈りと施しが【主】の御前に届いていること、ヤッファにいるペテロを呼び寄せるように告げました。

コルネリオは、即座に敬虔な兵士を呼び寄せ、すべてを説明した上で、使者と兵士をヤッファにいるペテロの所に派遣したのです。

これを見ると、コルネリオが「シゴデキ」だと感じます。「シゴデキ」とは、「仕事ができる人のこと」を表現しているそうです。

ペテロにとっても、また教会史にとっても、コルネリオとの出会いが転換点になるポイントです。

「人生は、出会いで決まる」と言われます。

これぞ、創造主である神【主】の摂理による出会いなのです。

【主】の導きの御手を見逃さないようにしたいですね。

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