砂で癒やされる サンドアート
サンドアート&パフォーマンス集団「SILT」で活動している船本恵太さんが出版された「『砂』と心~サンドアートが教えてくれたこと~」の中に書かれている気になることです。
一昔前、図面をトレースする作業に使ったような、バックライトが仕込まれたガラスの台のガラス面に砂で描いていくのがサンドアートなのだそうです。
一握りの砂が、パフォーマーアーティストの心を描き出していく刹那は、瞬きをするのも惜しくなる。
その滑らかな作業を見ていると、誰にでもできそうに見えるが、実際は非常に奥深いモノなのだろうと思う。
まるで、一粒一粒の砂に命が与えられたような感覚を持ちながら見てしまいますね。
心を表現する作業は、河合隼雄先生が、使っておられた「箱庭療法」に似た要素があり、セラピーの役割も期待できるようですね。
砂は、何度でも書き直せますし、気に入った作品は、カメラで画像を保存しておけば良いわけで経済的でもあるのですね。
船本さんは「砂は、心を動かしてくれる。砂は、いやしてくれる。砂は、浄化してくれる。砂は、人と人をつないでくれる。砂は、どんな人にもやさしく語りかけ、心の扉を開いてくれる。」と書いています。
人との接し方は、そのようにやさしいモノでありたいと思います。
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