罪の反対は信仰 キルケゴール

死に至る病」を表したキルケゴールは、「絶望こそが死にいたる病」だと記しています。

彼は、1800年代に、デンマークで、国教会と相容れない状況の中で、この考え方を書いている訳で、様々なことがあっただろうなと想像します。

罪の中に生まれた人間は、希望に背を向けており、その方向にとどまり続けるなら、絶望への道しかないという方向性を示唆しています。

一方、信仰を持って、希望の方向に向き直ることによって、永遠の幸福(生命)に到達できるのだと説いています。

「罪の反対は信仰」というタイトルは、キルケゴールが分かりやすいように、二元的に提示している最重要な選択テーマなのでしょうね。

「これ罪の死によりて王たりし如く、恩恵も義によりて王となり、我らの主イエス・キリストに由りて永遠の生命に至らん為なり。(ロマ5:21)」

人間には、永遠の幸福への希望を信仰によって獲得する以外に道を持たないというのが、究極の選択になるでしょう。

この希望があれば、他の選択の幅は、もっと広がることでしょうね。

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Posted by dblacks