真実の取説 萩原朔太郎
『社交の秘訣は、真実を語らないということではない。真実を語ることによってさえも、相手を怒らせないようにすることの技術である。 萩原朔太郎』
「真実は人を幸せにはしない」なんてことも聞きますね。
真実は一つ必ずあるのですが、世の中を駆け巡っているのは、真実以外のことのようにも感じます。第三者が感じた印象を噂に近いカタチで流布するイメージでしょうか?
「相手を怒らせないように伝える工夫が必要」ということですね。
人とのお付き合いの中で、お世辞は潤滑剤として求められている要素なのかも知れませんが、あまり実態とかけ離れているお世辞はポジティブには受け取られません。
さりとて、相手に感じた印象や証拠を突きつける真実暴露というのは、ケースによってはショックが大きすぎて、相手の怒りを呼び起こすこともあるので注意が必要なのですね
「嘘はいけない」とわかっていても「真実も注意が必要」と聞かされれば、何を言って良いやら、難しいなあと感じるところでもありますね。
自分の中にも、「真実を知りたい」という願望と「真実を知るのが怖い」という気持ちが共存する部分もあります。
その場の雰囲気を感じながら、恐る恐るパンドラの箱をどうするか考えるイメージでしょうかね。
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