あくまでも「教える」が大切、「叱る」「しつけ」は親の都合

「人の物を盗んではいけないなんて、誰も教えてくれなかった。」という大人が存在するようです。

これを聞くと「えっ?」と感じて違和感を持つ人が多いのではないでしょうか?
でも、推測してみると、養育の過程で、伝達されなかった大切なコトがあったと思わざるを得ません。

「しても良いこと」「してしまったら悪いこと」の区別を知りながら成人に向かって成長をしていくのですが、周囲の人との繋がりが希薄になった今の時代には、それさえも、教えてもらえなくなる可能性があるように思います。

今の時代は、自分の身内であっても、接点が希薄になっていますから、養育者の努力が最重要ですね。

近所でも、学校などの身近な社会での人間関係を通じて、喧嘩をしたり、様々なコミュニケーションの中で、良好なコミュニケーションを持つための要素を体得していった時代がありました。

その中で、絶対的な正解がありませんから、常に試行錯誤で、相手によっても、環境によっても方法を変えながら、常に手探りですね。

そのためにも、養育者は感情的にならずに、根気よく「教える」または「伝える」ことが大切なようです。

感情的に「叱る」が通用しなくなると「怒る」だけになってしまい、子どもにとって自尊心が傷つくネガティブイメージだけが残ってしまいますから、結果的には良ろしくないようですね。

また、子どもに「親の「枠」にはめ込もうとしていると感じ取られる」と逆効果ですね。

親子であっても、別人格ですから、それぞれが精神的に自立した形でも関係性の構築が、最大の課題だと感じています。

参考書籍『オンリーワンの花を咲かせる子育て 松永正訓著』

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Posted by dblacks