人が身動きできなくなるアプローチ それは危ない これも危ない
野生の動物は、何かの選択を間違うと、常に命の危険があります。
野生ではない人間は、そこまでの危険はありませんが、やけどをしたり、ケガをしたり、時には骨折をしたりすることもあります。
ですから、一定の危険を回避する手段を身に付けていくことも、成長の一つです。
どのように成長するのが望ましいかには個人差が大きいです。
幼いときには、身近な保護者が、行動を規制したり、言葉かけをしたりして、危険を覚えさせます。
時には、幼児が、その規制を超えて行動をして、ケガややけどをしてしまうかも知れません。
その経験が、防衛本能をバージョンアップさせていく一面にもなります。
でも、ケガややけどをさせまいとして、「危ない」を「ばらまきすぎる」と、行動範囲が極端に狭くなります。
つまり、身動きがとれなくなってしまうのです。
これは、大人でも同じで、リスクを冒さないために、何もしないという悪循環につながる方向性です。
これを回避するためには、リスクの正体を知っていく必要があります。
そして、自分がどこまでのリスクを許容できるか、また、リターンとのバランスを考えて、向き合う必要がありますね。
闇雲に体当たりの人生は、自分も周囲もボロボロにしてしまう懸念もあります。
「危ない」というところから「そのように危ない」かを理解していく必要があるのですね。
人生で大切なコトは、「危ない」と感じる所からの距離感なのではないでしょうか?
それぞれの感覚で、人生の楽しみと隣り合わせの危険を知りながら、どこまでエンジョイできるかが、チャレンジなのかも知れませんね。
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