女子の賢、男子の愚 長谷川如是閑
『男子は結婚によって女子の賢を知り、女子は結婚によって男子の愚を知る。 長谷川如是閑』
「女子は賢」で「男子は愚」というのが、男性の私には、あまり心地よくありません。
でも、現実を考えると、そのような傾向を感じます。
女性は、いのちに誠実な傾向があり、現実的な側面が多いですね。
一方、男性は、社会の中で虚勢や見栄を装いながら、狩りをしなけれなならないという現実を生きている傾向があります。
これが、出会いの悲劇なのかも知れませんね。
そもそも完璧な人は、この世にはいませんから、お互いの長所を合わせるのが最善の策だと頭ではわかっていても、見栄がそれを妨げるのです。
人間の外側「見た目」を重視すれば、内側「本質」がおろそかになりかねません。
でも、お付き合いの期間を考えると、「本質」の一部だけを知るのが関の山なのが現実でしょうね。
結婚は、同じ人間同士でも、育ちが違うのですから、異世界の共同生活が始まるのです。
お互いの思い違いに気づくのも、時間の問題ですね。
価値観をぶつけ合い、時には、皿をぶつけ合い、お互いを理解していければ良いのですが、そうならないことも多いですね。
「3組に1組が離婚に至る」というデータもあります。
お互いに、殺し合わないために離婚するという選択肢は大切ですね。
しかし、なんとかうまくいってくれないだろうかと考える親心もあります。
そもそも、異世界から、巡り会った「織り姫と彦星」と考えて、お互いの違いを冷静に楽しめるような関係作りが大切ですね。
母性の欠如とか、忍耐力の欠如など、共同生活が成り立ちにくい要素がある場合に、具体的にどのような解決策があるのかを検討する必要もあります。
人間も、良好に生きていくのは、乗り越えていかなければいけない、大変なこともありますね。
長谷川 如是閑(はせがわ にょぜかん、1875年(明治8年)11月30日 – 1969年(昭和44年)11月11日)は、日本のジャーナリスト、文明批評家、評論家、作家。明治・大正・昭和と三代にわたり、新聞記事・評論・エッセイ・戯曲・小説・紀行と約3000本もの作品を著した。大山郁夫らとともに雑誌『我等』(後に『批判』)を創刊し、大正デモクラシー期の代表的論客の一人。「如是閑」は雅号、本名は萬次郎。
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