料理の味の再現性について考えてみる
一口含んだら、「これは、何と何を使っているね。」と分かる人がいます。
私は、味音痴を自覚していますので、下手なコメントをしないように気をつけています。
料理のレシピは、検索すれば、たくさん見つけることができます。
しかし、どれも決め手に欠けるので、自分が苦手な調味料を除外して選んだりしています。
それでも、食材の量もお菓子を作るみたいにグラム単位で計るわけではなく、個体差がありますし、調理環境も違いますから、レシピの再現と言うよりは、参考にするというのが現実です。
まさに、「適当(テキトー)」です。
大量に調理をするプロはスゴいなとつくづく感心しています。
最近は、食品の成分は、分析器の発展によって、科学的に把握しやすいようになっています。
その様な背景もあってか、コンビニスイーツは、老舗のお菓子のイイとこ取りをして、そこそこの価格で口当たりが良いものを開発し、販売しています。
食べ比べをしても、判別するのが難しいほど、再現されているようです。
しかし、それは、いくら美味しくても一過性のものです。
人間が、生まれ育った環境で、味わった食品は、ファミレスとか、ファストフードであっても、一番落ち着く味として記憶されるのだそうです。
濃い味付けや化学調味料がないと味がしないという感覚は、この部分を反映させたものなのだと推察しています。
究極的には、お袋の味が懐かしく感じる人が多いと言うのも、一番落ち着く味だからなのでしょうね。
特に、みそ汁の味は、話題にのぼることが多いように感じます。
お袋の味の再現は、結構難しいようです。将来に備えて、作り方や材料などを教えてもらっておいた方が良いでしょうね。実際に作ってみて、共有してみるともっと再現性が高くなると思いますよ。
いろいろなものが無くなってしまってから懐かしむものですが、そうなる前に事前の準備が、後悔を一つ減らすことに繋がります。
私は、濃い味で育ったと自覚したのは、結婚してからでした。
でも、それに気づいてからは、必要最小限の味に挑戦しています。
薄味になれていくのも、なかなか時間がかかるものだと考えていましたが、それが日常になると、素材の味も分かるようになりましたので、結果的には良かったと思っています。
懐かしい味も大切にしたいですが、自分自身が健康を維持できる味に挑戦していこうと考えています。
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