歩みが重要 サン=テグジュペリ

『歩みだけが重要である。歩みこそ、持続するものであって、目的地ではないからである。サン=テグジュペリ『サン=テグジュペリの言葉』 (彌生書房)』

人生を歩むことは、そのゴールさえ決まっていません。

自分の意志で歩いていけますが、その中継点はコロコロと変わるものです。

それでも、人間は生きている限り、時には歩を休めながら、歩き続けるのですね。

話は変わりますが、ジブリの生みの親である宮崎駿氏は、長年、サン=テグジュペリを愛読していたと記されていた一文を見て、「紅の豚」に描かれているあのパイロットは、もしや、サン=テグジュペリなのではないかと考えてしまいました。自由な雰囲気と使命感の強さが、そう感じさせるのかも知れません。あの声を担当していた森山周一郎さんの声が耳に残っています。

サン=テグジュペリの歩みの軌跡の一端が見れるのかも知れないと感じたら、もう一度、「紅の豚」を見返してみたくなりました。

歩みは、歩行と言うだけではなく、通る道の軌跡をも示しています。

人生には、穏やかな日も、嵐の日もあります。

また、どのような気持ちで歩いているか、という要素もあります。

明確な目的地をピンポイントで目指すというのは理想形のように感じます。

人生には、目的地と言うよりも、方向性という言葉があっていると感じるコトが多々あります。

とにかく光が差す方向に向かって、歩き続けるのが良いようです。

時には、光を眩く感じ、光に背を向けて歩きたくなる時もあります。

でも、ふとある瞬間に、向き直る事もできるのです。

人間には自由意志がありますから、無難な人生を選択することもできますし、冒険を選択することもできるのです。穏やかな人生を目指すのも、刺激に満ちた人生も、自由に選べます。

ふと振り返る瞬間に、自分の歩みをどのように感じるのでしょうか? それまでは、歩を進めることにしましょう。

アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine Marie Jean-Baptiste Roger, de Saint-Exupéry、1900年6月29日 – 1944年7月31日)は、フランスの小説家、飛行家。郵便輸送のためのパイロットとして、欧州-南米間の飛行航路開拓などにも携わった。読者からはSaint-Exupéryを略したSaint-Exから「サンテックス」の愛称で親しまれる[1]。
リヨン生まれ。飛行家としての経験を素材に、豊かな想像力と人間の本質を見極める観察眼で、詩情豊かな名作を世に出した。なかでも『星の王子さま』は世界中で長く愛読されている。ほかに『南方郵便機』『夜間飛行』、エッセイ集『人間の土地』など。(中略)
映画『紅の豚』で、1920年代の飛行艇乗りを描いた宮崎駿 [注釈 3] は、サン=テグジュペリの長年の愛読者である。

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Posted by dblacks