ワル知恵を有効活用できるマインド 箴言3:7-8
『7 自分を知恵のある者と考えるな。【主】を恐れ、悪から遠ざかれ。8 それは、あなたのからだに癒やしとなり、あなたの骨に潤いとなる。 箴言3:7-8新改訳2017』
骨が枯れるほど泣くような体験は、人生にはそれほど無いかも知れません。
でも、健康な状態は、骨が潤っているにも関わらず、それほどの実感を伴わない現実があります。
これは、健康が当たり前ではないということを示唆しています。
それにも関わらず、それに対する感謝が薄い自分に気づけるタイミングでもあるのですね。
箴言には、「魂の憂いは骨を枯らす」という言い回しもあり、骨の状態は、身体の状態よりも魂がどのようなコンディションであるのかを知っておくことが肝要のようです。
ついつい、何事もないと高をくくって、暴飲暴食をしてみたり、羽目を外してみたりする事もあります。
人生の楽しみは、大切な要素ですが、自分自身がわきまえる範囲を知っておくことも大切なのだと示唆されている箴言です。
世の中は誘惑に満ちています。
右を見ても左を見ても、人間の欲という要素をくすぐる刺激に埋め尽くされているようです。
でも、それらの快楽に身を委ねていると、いつの間にか、ゆでガエルになってしまうということも見聞きする事です。
まさか自分は大丈夫というのは、過信かも知れませんからご用心です。
冒頭の聖句では、まず【主】を理解する必要があります。これは、創造主である神【主】を意味しています。多くの箴言を記したソロモン王が知恵を求めた神です。
人間が生活の知恵を積み重ねていくことを否定していません。
これは、天来の知恵があると言うことを示唆しているのです。
これを少しでも得られるならば、自分の知恵と【主】の知恵、ハイブリッドにバージョンアップできると言うと分かりやすいでしょうか。
恐れると言うことは、震え上がるという事ではなく、畏敬の念を抱くと言うことです。そうすることで、悪に陥る方向性から方向転換ができるのです。
でも、それは単なるリスク回避ではなく、心身ともに、また、魂にとっても潤いをもたらすことになると記されています。
この聖句からでも、権力的な支配を感じるという見方もありますが、そこにこそ、安心安全があるという要素をくみ取ることができれば、ベリーグッドな方向へと歩を進めることができるのですね。
ただし、世の中にはワル知恵というものも存在します。それは、誰かを苦しめるものでなければ有効に活用することもできます。
「知恵」と言うモノは、誰かの役に立つためにあるものだと考えて、活かしていきたいと考えています。
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