忘却は究極の領域かも 物忘れの課題 二次被害が無ければOK

物忘れを気にする人が多くなっている時代です。

電話番号もダイヤル電話(知らない人も増えた)の時代は、結構記憶していたと言う話をしていました。もちろん、共感してくれる人は、それなりのお年頃です。

でも、あのダイヤルを回すという感覚は、もどかしさもありましたが、良い感触でもありました。

ボタン式の電話になり、プッシュ式の電話に変わっていきました。そして、留守番電話機能と電話帳機能ができてしまったのです。このあたりが、電話番号を覚えなくなった分岐点かも知れません。

認知状態を病気と認定するかどうかの基準を作ったために、かえって混乱している一面を私は感じます。

一昔前は、痴呆という表現でしたが、今は、認知症と言われます。

若年性認知症は、「MCI」といわれ、だんだんと認定される人も増えています。

医者は、診察の時だけ接するので、その時の状態で、診断をするのですね。

それよりも、当事者と一緒に居る家族は、別な悩みを抱えています。

現状では、原因も特定できていないので、クスリも特効薬はありません。クスリで治る事に過度の期待はできません。

ですから、現実的な対処が大切なのです。

認知状態は、その人が処理しきれない状態になったときに、限界点に達します。

つまり、タンクで言うところのオーバーフローです。

ですから、年齢に関係なく、誰にでも起こりうる現象では無いでしょうか?

もちろん、脳が萎縮したり、組織が変化したり、血管にダメージが広がって機能を果たせないという要因も重なってくるのが、認知症とされる要件のようです。

物忘れも、何を忘れていたか思い出せるうちは大丈夫なのだそうです。

しかし、物忘れをした事さえ忘れるという領域になると深刻です。

でも、カギの閉め忘れやガスの消し忘れなど、保安上の問題に至らなければ良いのです。

何かを忘れたと言うことを笑い話に変えるくらいのユーモアが大切だと私は考えています。

脳に影響を与えている要因が、生活習慣なのか、食品添加物なのか、薬害なのか、遠い将来に判明することだと思います。

当人のプライドを傷つけること無く、忍耐とユーモアで対処するしか無いですね。

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Posted by dblacks