裁く前にやること サン=テグジュペリ
『彼を裁くまえに彼を理解しようと努めるべきである。 サン=テグジュペリ 『サン=テグジュペリの言葉』 (彌生書房)』
「なおそうとせず、わかろうとする」気持ちが大切だと、繰り返し聴いていても、ナカナカ感情が先走ることがあります。
「自分のことは自分がいちばん分かっている」
というセリフを聞くことがありますが、実際の所どうなのでしょうね。
冷静に考えてみれば、自分自身が知らないことを身近な人が熟知していたりします。
でも、人間は、それそれの歴史もあり、それぞれの感情もありますから、それらを理解するというのは困難な部分もあると想像します。
冒頭のフレーズは、「裁くまえに、理解」と言っています。
弁明の機会はあった方がフェアのように感じます。
事実関係と周辺の情報を合わせながら、動機と結果を合わせて、裁きに至ります。
世の中は、未だに、冤罪が多いと言われます。
証拠とされるモノまで、ねつ造されることもあります。
そこまで行くと、誰かの罪を隠すために、誰かにその罪を隠す必要があるのだろうと勘ぐらざるを得ません。
事実と異なる報道が為されることも増えている印象があります。
わが家が新聞の購読をやめた理由の一つはそれです。
その傾向は、ますます強くなっていく可能性を懸念しています。
今やAIが情報を操作可能な時代に突入しています。自分自身の感覚を保つスキルを持たないと、フェイク漬けにされかねないと感じます。
せめて、自分の活動範囲では、理解先行型の人間関係が構築できるように配慮したいと考えています。
アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine Marie Jean-Baptiste Roger, de Saint-Exupéry、1900年6月29日 – 推定1944年7月31日)は、フランスの小説家、飛行家。郵便輸送のためのパイロットとして、欧州-南米間の飛行航路開拓などにも携わった。読者からはSaint-Exupéryを略したSaint-Exから「サンテックス」の愛称で親しまれる[1]。
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