あるままの姿で アウレリウス

『君に害を与える人間がいだいている意見や、その人間が君にいだかせたいと思っている意見をいだくな。あるがままの姿で物事を見よ。 アウレリウス『自省録』(岩波書店)』

「あるがまま」という状態を受け入れられるかどうか? 試されていますね。

どれほど善いことをしていると評価されている人でも、どこかにアンチがいます。

世の中は、そのような一面があることを理解しておく必要があるという教訓jですね。

冒頭のフレーズは、自分が、目の前の状況を「あるがままの姿」で見て、自分自身の意見を持つことが大切だという示唆と心得ました。

応援者が多数いても、全員ではありません。

アンチとして、また、実際に、妨害行為に及ぶ人も居ます。

また、偽の情報などを吹き込んで、事実とは真逆の意見を持たせようとする誘導もあります。

そのような動きがあることを認識することですね。

さらに、必ず自分の主観的な見解が持てるように、よく観察すること、客観的な情報も頭の片隅に入れておくことなどが大切なのですね。

気を付けなければならないのは、うわさ話かも知れません。

伝言ゲームは、尾ひれ背びれがついて、事実とは異なる、「ネッシー」のような状態を浮かび上がらせます。

幻の生き物「ツチノコ」も、話題になっては消えていきます。よく似た、足が生えたトカゲみたいな動物も存在するようで、色々な情報が入れ混じった結果、幻の生き物が生み出された可能性も考えられます。

その正体が分からず、全く発見されないことがミステリーで、話題性もありますが、同時に恐怖心を煽るのですね。

不安や恐怖心を煽り、注目だけを集めようとする情報からは、距離を置きたいと考えています。

『自省録』(じせいろく、古代ギリシア語: Τὰ εἰς ἑαυτόν、ラテン文字転記:Ta eis heauton)は、ローマ皇帝で五賢帝の一人、マルクス・アウレリウス・アントニヌスが書いた哲学書。著者はローマ人であるが、全編、ラテン語ではなくギリシア語で書いたものである。
最後の五賢帝であるマルクス・アウレリウスは、ローマ皇帝としての多忙な職務のかたわら哲学的な思索を好み、後期ストア派を代表する哲人でもあった。本書はその思想を直接知ることのできる、彼の唯一の著書である。

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Posted by dblacks