土地の境の問題について 箴言22:28
『22:28 昔からの地境を移してはならない。それはあなたの先祖が設けたものだ。箴言22:28新改訳2017』
土地の境界線には、何らかの印があります。
今は、動かしにくいように、セメントなどで固めています。
でも、土に境界杭を入れていた頃は、少しずつ領土拡大を試みる地主もいました。
一日に数センチずつ、侵略を繰り返すのです。
あとで、バレても、動揺する気配さえも見せない人がいました。
そうでなくても、いつの時代にも、土地の境界については争いが付き物でした。
それは、中東における紛争のタネにもなっています。
「これは、父アブラハムが創造主である神【主】から約束された土地だ」と主張しても、イシマエルもイサクもアブラハムの息子なので、非常にややこしい話になるのです。
イスラエルの民はイサクの子孫です。
アラブ諸国のイスラム教徒たちは、イシマエルの子孫が多いのです。
さらに、土地の紛争には外野が登場します。権利のない人たちが、騒ぐケースもあるのです。
それほどまでに、所有権を手中に収めたい何かが、それぞれにあるのですね。
特に、エルサレムは、これからの時代にも、注目に値する必須な重要地点です。
人間には、土地を所有したり、共有したりする知恵が未開発なのかも知れません。
土地や建物、いわゆる不動産は、何でもかんでも所有するのは得策ではないと思います。
上手な人は、マネージメントができるように、様々な知恵を総動員して、利益追求をします。でも、所有すればそれが可能ということではありません。知恵が必要なのです。
聖書には、千年王国について記されています。
その時が到来すれば、土地の問題は解決します。
そして、創造主である神【主】がアブラハムに約束された範囲が確定するのです。
今の時代は、自分が紛争のタネを蒔かないように気を付けたいものです。
近隣の境界線を乱さないように、良好な近所づきあいをしたいところですね。
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