なかったことにしたい人たち

日本には、「水に流す」という言葉が、美徳とされる一面もある。

実際は、表面上、笑顔を作って、「いいよ」というのだが、真実はそのまま、被害感情も加害感情も置き去りになっていることが多いのですね。

「女優の息子」とか「政治家の娘」とかは、週刊誌で取りざたされますので、スポンサーなどの意向で報道が歪んでいる部分はある可能性もありますが、事件の流れは見えます。

「事件発生」「容疑者として逮捕」「示談交渉」「不起訴」なんて感じです。

起訴され、裁判で取り扱われると、事実関係が明るみに出てしまいます。事実をグレーゾーンに封じ込め、慰謝料や示談金で被害者の口を閉じ、自分に有利な発言ができる環境を整えるという構図もあるようです。

 

でも、大切なのは、加害感情をどのように治療していくかが課題なのかもしれないと感じています。あえて、治療と書いてしまいましたが、近年、事件発生時に心神耗弱だったと主張できないような、妙な事件が多く見られるので、そちら方面に対応が必要ではないかと感じるからです。

もちろん、被害者には適切なケアが必要なのはいうまでもない事です。

 

そういう状況の人たちの傾向は、事実をなかった事にする傾向があります。不思議な事に、親にも当事者にも、同じ傾向が見受けられるのです。

ただ、それを重ねると、ますますこじらせてしまいます。逆に言うと、こじらせてしまった結果ということかもしれません。

 

事実に向き合うところから、次の一歩が始まる。

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Posted by dblacks