旅にははじまりがあってもゴールは?
アブラハムは、創造主である神から、この地を離れて約束の地に行きなさい。
と言われて、75歳のときに旅に出たのですが、175歳で死亡するまで各地を転々として旅を続けていたのです。
彼が生きている間には、約束の地に安定的な体制を見せられることはなかったと言えるでしょうね。
ただ、アブラハムが86歳の時にイシマエルが、100歳の時にイサクが誕生しました。
これこそが、アブラハムが約束された子孫繁栄の希望だったのです。
イサクの誕生を予告された時にすでに高齢になっていたサラは、人間的には妊娠が望めない状態だと考えていました。
『【主】にとって不可能なことがあるだろうか。わたしは来年の今ごろ、定めた時に、あなたのところに戻って来る。そのとき、サラには男の子が生まれている。」(創世記18:14)』
サラは、主の使いのこの言葉には怖れをなして否定せずに受け入れるほかなかったようですね。
希望は、アブラハムとサラが、人間の限界を通り過ぎたと考えた時に、叶えられたのです。
それは、創造主の御業をあらわすためなのです。
その時まで、希望を捨てずに忍耐して歩む必要があるのですね。
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