大杉漣の遺作 最後の主演映画 「教誨師」
教誨師とは、
監獄内における受刑者の徳性涵養 (かんよう) のため講説する者をいう。教誨活動には,宗教を中心とする宗教教誨と宗教によらない一般教誨との2種類がある。教誨師は,休業日および日曜その他刑務所長が必要と認めた日に受刑者に対する教化改善のための指導を行う。わが国ではおもに諸宗教の聖職者がボランティアでその任に当っている。
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大杉漣さんは、プロデューサー兼主演で、この教誨師の役回りで、6人の死刑囚と向き合う状況を映画化したのですね。
劇中で「AmazingGrace」が流れていたり、「ここに誠の愛あり…」という賛美歌がでてきたりするのです。
日本では、約2000人の教誨師がいて、その中で約14%がキリスト教の牧師だそうです。
ですので、牧師としては、何とか福音は伝えたいのですが、相手は一日でも長く延命したいという構図は、迫力がありますね。
まさに、「福音を伝えるのためvs延命をはかるため」のせめぎ合いという感じでしょうか。
様々な人の葛藤に向き合うイメージが膨らむと思います。
まだ、ロードショーをしている所もあるようですので、ご興味がある方は、身近な所を捜してみて下さい。
http://kyoukaishi-movie.com/theater.html
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