よき教師というのは?
『よき教師というのは、ただ子供を理解するにとどまらない、彼らは子どもを認める(世界の名言名句1001よりp611)』
スコットランドの教育改革者で、イギリスのサフォークにあるサマーヒル・スクールの創設者でもある、アレキサンダー・サザーランド・ニールの言葉です。
生徒は、授業への出席を強制されず、自分の興味や性格に応じて行動するように促されるのだそうです。
ニールは、子どもにとっての自由は大切だという信念のもと、生徒に成長しようという意欲を持たせた。
規則は最小限にという、生徒にとってはこの上ない環境で、教師には、生徒に共感すること、指図ではなく彼らの声に耳を傾けて支えることを説いた。
教育者には、正直さと誠実さで、無条件に生徒を愛することを求めた。
自由意志を尊重するというのは、養育者や教育者にとっては、非常に難しさを感じる部分ですが、それが、大切な要素でもありますね。
教育を受ける権利や義務を行使するために、養育者は、子どもにその機会を最大限生かすように迫ります。
しかし、理解できない、または、何かを感じて実が入らない子どもの意志は置き去りになってしまうことも多くあるケースです。
そして、その延長線上に、不登校や引きこもり、あるいは、自死に至るというルートもあるのですね。
力では解決できないテーマであり、愛を実感できるかどうかのテーマなのですね。
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