教師は扉を開いてくれるが…

『教師は扉を開いてくれるが中に入るのはあなた自身だ(世界の名言名句1001よりp583)』

ピーター・ベイレンソンの「中国古来の格言」の中に記されていた一文だそうです。

「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」と同義の表現ですね。

人であれ、動物であれ、自分の意に沿わないものは摂取しないという事なのですね。

教育で指摘される課題は、「正解」を丸暗記することが勉強という誤解です。

もちろん、その道理にそうならばその解が得られるというのは必要な教育だと思います。

しかし、アイデアが数え切れないほどあるのですから、正解は一つではないというのが、社会生活で直面する現実です。

これを考えると、教師という役割は、「どのように学び、どのように考えて、解を導き出すか?という姿勢を見せる」という事なのだろうと筆者は考えます。

パーフェクトではない人が、生きていくために必要なのは、決断するために、どのように考えるかという部分にかかっているように感じます。