安楽死を望む人
『アメリカで安楽死をしたがるタイプは「白人」で「裕福」「心配性」「高学歴」(安楽死・尊厳死を語る前にp51 安藤泰至著)』
自分がどのような最期を迎えるのか、今ではイメージすらできません。
そもそも、人間はいのちを与えられて生きて、やがて、死ぬことはどうにもコントロールできないという現実があります。
ここ数十年、終末期の緩和ケアやホスピスと言った分野が飛躍的にサービスを拡大しています。痛みや不快感を軽減してくれるという有り難さは、当人にとっては、何ものにも代えがたい対応のようです。
しかし、「安楽死」となると、命をとる殺人と見なされる行為ですから、スイスが先進的ですが、アメリカでは5つの州、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、カナダ、ルクセンブルグ、オーストラリアビクトリア州、大韓民国などで、まだ少数です。
その是非はともかく、ニーズはあるのですね。
特に、末期のがんの場合、想像できないほどの激痛が絶え間なくあるのですから、緩和ケアで軽減しても、精神的な辛さは想像を絶するモノがあります。
「耐えられない試練はない」といわれますが、この類いの痛み苦しみは耐えられそうにありません。「これと共に逃れる道を備える」ともありますので、安楽死以外の道で、天からの導きがあるように祈らずにはおれません。
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